クレオメのデータ

花色：
学名：Cleome hassleriana
科名：フウチョウソウ科
分類：春まき一年草
原産地：南アメリカ
大きさ：背丈40〜120cm、横幅30〜100cm
主な見所：花（７〜10月）

クレオメの特徴

南アメリカ原産の丈夫な一年草で、日本の暑い夏でも元気に花を咲かせ続けます。
花の形がとても変わっていて、オシベが長く突き出し、花弁がその周りを彩ります。葉は手のひら状になりますが、花の咲く茎につく葉は三角形になります。株は最初ロゼット状にみえますが、どんどん花茎を伸ばして大きくなります。草丈の低い矮性品種もあります。
タネの袋はさや状になり、こぼれダネでよく増えます。

• 難易度： 暑さや乾燥に強く比較的丈夫です。
• 日照量： 日当たりのよい場所を好みます。
• 水分量：〜 やや乾燥した環境を好みます。
• 耐寒性： 一年草です。

クレオメの育て方

日当たりと水はけのよい場所なら楽に育ちます。適地に植えてあげることが大切です。乾燥に強い反面、ジメジメした場所ではうまく育ちません。
移植が苦手なのでタネから直まきするのが普通ですが、ポット苗から植えるなら根を崩さないように移植すれば問題ありません。

• 管理：伸びすぎてだらしなくなった花茎は切り取ります。
• 肥料：控えめに緩効性肥料を与えます。多肥の必要はありません。
• 病害虫：ハダニが発生しやすいです。葉が白くかすれているように見えたら葉裏を観察します。密集して植えるとハモグリバエの被害にあうこともあります。

クレオメのアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
暑さに負けず長期間咲き続けるので夏花壇にピッタリです。背丈が高くなるため倒れやすくなるので、支柱を立てるか、お互いが支えあうようにやや密植気味に植えましょう。どちらかといえば地植えに向いています。
花の形のせいかそれほど暑苦しい印象はなく、夏花壇に貴重な存在です。

クレオメの主な品種

花色違いや矮性品種が出回ります。また、鉢植え向きな矮性の多花性品種もあります。
変わった品種は苗で求めるのが良いでしょう。

「スパークラー・シリーズ」
パープルや濃いピンクなどの個性的な花色がそろう品種。
なお、パープルの花色はやや安定しないようです。

薄い青紫色花の矮性品種。草丈が低くまとまりやすいので、花壇によいです。

その他の写真

全体の姿。茎は太く立派になります。

クレオメの個人的な印象

オススメ度：★★★
タネから育てることが普通でしたが、ポット苗が出回るようになり花壇に使いやすくなりました。
夏の花としては涼し気な印象なのが好印象。

コメント

• 移植は根を傷めないように行います。
• タネをまく時期を変えることで、花期や背丈を調整できます。