花色:→→、
学名:Carthamus tinctorius
科名:キク科
分類:春まき一年草
原産地:北アフリカ〜中央アジア(諸説あり)
大きさ:背丈30〜100cm、横幅15〜30cm
主な見所:花(6〜7月)
染料などに用いられるいわゆるベニバナで、園芸ではカルサムスの名でタネが出回ります。
咲き始めは黄色で、その後濃い赤に変化します。品種によっては花や葉に鋭いトゲがあり、花がら摘みの時ちょっと痛いです。茎は直立し、頂部で分枝して花を咲かせます。
苗で出回ることはまれなので、通常はタネから育てます。
日当たりと水はけのよい、やや乾燥した場所を好みます。ジメジメした場所では上手く育ちませんが、育苗時の強い乾燥は避けます。
適地であればタネから育てるのもそれほど難しくはありません。直まきもOKです。
洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
実用で用いる分にはよいのですが、花もちが悪いのでアレンジに用いるとなると難しい花です。草姿も直立し単植では魅力を発揮できないので、郡植してやや広い面積を埋めるとよいと思います。
いくつか品種があり、切花用・染料用・採油用などに分かれます。家庭園芸用に出回るものはあまり区別されていませんが、タネで出回るものはやや背丈が低い品種が多いようです。
トゲが心配ならトゲなしの品種を選びましょう。
白花種もあります。
染料用の品種。トゲが鋭いです。育て方は同じ
花のアップ。枝先に頭状花序をつけます。
赤色に変化した花。
葉のトゲ。1枚目の写真は切花用のトゲが少ないとされる品種のもの。染料用や採油用に育てられる実用向けの品種は、2枚目の写真のようにもっとトゲが多くて鋭いです。
オススメ度:★★
花もちが悪く、寄せ植えや花壇用として勧められる花ではありません。
個性的な姿をどう生かすかも悩ましいです。