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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

カルサムス(ベニバナ)

カルサムス(ベニバナ)カルサムス(ベニバナ)の花

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カルサムス(ベニバナ)のデータ

花色:
学名:Carthamus tinctorius
科名:キク科
分類:春まき一年草
原産地:北アフリカ〜中央アジア(諸説あり)
大きさ:背丈30〜100cm、横幅15〜30cm
主な見所:花(6〜7月)

カルサムス(ベニバナ)の特徴

染料などに用いられるいわゆるベニバナで、園芸ではカルサムスの名でタネが出回ります。
咲き始めは黄色で、その後濃い赤に変化します。品種によっては花や葉に鋭いトゲがあり、花がら摘みの時ちょっと痛いです。茎は直立し、頂部で分枝して花を咲かせます。
苗で出回ることはまれなので、通常はタネから育てます。

  • 難易度: 難しくありません。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: やや乾燥した環境を好みます。
  • 耐寒性: 日本では通常春まき一年草とします。秋まきも可能ですが霜除けが必要。

カルサムス(ベニバナ)の育て方

日当たりと水はけのよい、やや乾燥した場所を好みます。ジメジメした場所では上手く育ちませんが、育苗時の強い乾燥は避けます。
適地であればタネから育てるのもそれほど難しくはありません。直まきもOKです。

  • 管理:これといった管理の手間はありません。
  • 肥料:肥料はやせ地の場合は定植時に緩効性肥料を与えます。多肥は好みません。
  • 病害虫:アブラムシ他キク科によく出る害虫が発生します。他にハダニに注意。
  • タネから
    カルサムス(ベニバナ)の苗
    覆土はやや厚めにします。タネが大きく、直まきOKです。
    秋まきもできますが、やや寒さに弱いので春まきの方が安全です。

カルサムス(ベニバナ)のアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
実用で用いる分にはよいのですが、花もちが悪いのでアレンジに用いるとなると難しい花です。草姿も直立し単植では魅力を発揮できないので、郡植してやや広い面積を埋めるとよいと思います。

カルサムス(ベニバナ)の主な品種

いくつか品種があり、切花用・染料用・採油用などに分かれます。家庭園芸用に出回るものはあまり区別されていませんが、タネで出回るものはやや背丈が低い品種が多いようです。
トゲが心配ならトゲなしの品種を選びましょう。
白花種もあります。

染料用のベニバナの品種
染料用の品種。トゲが鋭いです。育て方は同じ

その他の写真

カルサムス(ベニバナ)の花のアップ
花のアップ。枝先に頭状花序をつけます。

赤色に変化した花
赤色に変化した花。

切花用のトゲが少ないとされる品種染料用や採油用のトゲが多い品種
葉のトゲ。1枚目の写真は切花用のトゲが少ないとされる品種のもの。染料用や採油用に育てられる実用向けの品種は、2枚目の写真のようにもっとトゲが多くて鋭いです。

カルサムス(ベニバナ)の個人的な印象

オススメ度:★★
花もちが悪く、寄せ植えや花壇用として勧められる花ではありません。
個性的な姿をどう生かすかも悩ましいです。

コメント

  • 花壇や寄せ植え用途では使いづらい花ですが、明るい黄花から、いかにもベニバナという濃い赤花に変化する様子がおもしろいので、観察用に育ててみるのも楽しいかもしれません。
  • トゲがないとされる品種でもトゲがあるケースもあるので、花がら摘みや収穫の際は気を付けましょう。

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