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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

カラミンサ

カラミンサ・ネペタカラミンサ・ネペタの花
ネペタ

カラミンサ・グランディフローラカラミンサ・グランディフローラの花
グランディフローラ

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カラミンサのデータ

花色:
学名:Calamintha
科名:シソ科
分類:多年草(常緑)
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈15〜40cm、横幅20〜40cm
主な見所:
■ネペタ:花(7〜11月)、香り(葉)
■グランディフローラ:花(5〜7月)、香り(葉)

カラミンサの特徴

カラミンサの種類はいくつかありますがネペタがポピュラーです。大輪種のグランディフローラもありますがそれほど流通量は多くありません。
花色はネペタが薄紫〜白、グランディフローラはピンクです。ネペタは花も葉も小さいですが、花期が長いうえ丈夫なので使い勝手がよいです。グランディフローラは葉が大きめで雰囲気は異なります。株はよく枝分かれして、自然とこんもりまとまります。
葉にはハッカに似たほのかな芳香があり、葉をもむと強く香ります。

  • 難易度: とても丈夫です。
  • 日照量: 日向を好みますが、半日陰でも育ちます。
  • 水分量: 水はけのよい土を好みますが、強い乾燥は苦手です。
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです。

カラミンサの育て方

丈夫で、適地ならほぼ放任で育ちます。
日当たりと水はけのよい場所に植えますが、水切れに弱いので乾燥しすぎないようにします。徒長することを許せば、花つきは悪化しますが明るい半日陰でも育ちます。

  • 管理:花がら摘みはしなくてもよいですが、花が終わりかけたら切り戻しも兼ねて全体を切り戻します。植え替えや株分けは春と秋が適期です。
  • 肥料:ネペタは花期が長いので春・初夏・秋に緩効性肥料や液肥を与えます。
    グランディフローラは 春と秋に緩効性肥料を与えます。
  • 病害虫:あまり悩まされません。

カラミンサのアレンジ

洋風や自然風の庭に合い、和風の庭にはあまり合いません。
鉢植え・寄せ植え・花壇いずれにも使えます。特にネペタは引き立て役にピッタリ。どんな植物でも合わせられます。野趣のあるグランディフローラは地植え向きです。

カラミンサの主な品種

普通に店頭に並んでいるのはネペタです。グランディフローラはたまに見かける程度。

カラミンサ・ネペタ
ネペタC. nepeta
薄紫色や白色の小さな花がたくさんつきます。開花期は夏から秋です。


グランディフローラC. grandiflora
冒頭写真参照。ピンクの花を咲かせます。花や葉はネペタより大きいです。
開花期は春から初夏になります。

グランディフローラの斑入り品種
グランディフローラの斑入り品種

その他の写真

冬越し中のカラミンサ・ネペタ
冬越し中のカラミンサ・ネペタ。枝先の葉が変色していますが、常緑で冬を越します。

カラミンサ・ネペタの春の芽出し
カラミンサ・ネペタの春の芽出し。
芽出しを邪魔しないよう、早春までに前年の枯れ枝を整理しておくとよいでしょう。

カラミンサの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
両者とも丈夫ですが、ネペタは花期が長く、合わせる植物を選ばないのが魅力。
グランディフローラは花期がやや短く、野趣もあるので組み合わせを考える必要があります。

コメント

  • ネペタは花つきに優れ、花と葉のバランスもよいので使い勝手は良好。
    グランディフローラは花に比べて葉が大きく玄人好みです。
  • ネペタは半日陰でも育つには育ちますが花つきはかなり悪くなります。冒頭写真のような花つきを求めるなら、できれば乾燥しない日当たりの良い場所で育てたいところです。

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