本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

コルディリネ・オーストラリス

コルディリネ・オーストラリスコルディリネ・オーストラリス

戻ります

コルディリネ・オーストラリスのデータ

葉色:赤
学名:Cordyline australis
別名:コルジリネ・オーストラリス
科名:キジカクシ科
分類:常緑高木
原産地:オーストラリア
大きさ:背丈50〜150cm(10〜15m)、横幅60〜120cm
主な見所:葉(周年)

コルディリネ・オーストラリスの特徴

原種はニオイシュンランと呼ばれ暖地の庭木としても植栽されますが、家庭園芸では赤胴色や青銅色などの葉色の改良品種がよく出回っています。
葉は剣状で長く伸びます。硬めの葉ですが突き刺さって痛いというほどではありません。株は枝先に葉がつき徐々に背が伸びていきます。花は大きな花序をつけますが、原種を庭木にする場合と違い、改良品種は花を楽しむほど大きくしないのが普通です。根は太い茎状のものを地中に伸ばします。
エキゾチックな姿ですが耐寒性が強く、南関東以西の温暖地なら地植えも可能です。

  • 難易度: とても易しいです。
  • 日照量: 日向を好みます。
  • 水分量: 水はけのよい土を好みます。
  • 耐寒性: 強い霜は避けた方がよいです。

コルディリネ・オーストラリスの育て方

日当たりと水はけのよい場所ならほぼ放任で育つほど丈夫です。乾燥に強く、十分に根が張れば砂地のような乾燥した場所でも育ちます。
かなりの寒さに耐えることは実証済み(東京湾沿岸地方程度の寒さでは保護の必要はない)ですが、念のため強い霜が降りる地方では保護したほうが安全でしょう。

  • 管理:枯れた下葉は切り取ります。
  • 肥料:やせ地であれば初夏に控えめに与える緩効性肥料を与える程度で十分で、肥沃な土なら特に必要としません。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

コルディリネ・オーストラリスのアレンジ

洋風の庭に向き、和風の庭には合いません。自然風の庭でも植栽はよく考えた方が良いでしょう。
寄せ植えのセンタープランツとして用いられますが、長年栽培していると徐々に大きくなるのがネックです。南関東以西の温暖地なら地植えも可能で、エキゾチックな演出に重宝します。
ドライガーデンにもよいでしょう。


レイズドベッドに植えた例。乾燥しやすい環境は性質とよく合っています。
ただ、ここまでしなくても土の水はけが良ければ十分成育します。

コルディリネ・オーストラリスの主な品種

赤銅色や青銅色、白斑入りなどの様々な葉色が出回ります。


様々な葉色の品種例。
斑がない品種と、斑入り品種とでは印象が異なるので留意しましょう。

コルディリネ・オーストラリスの個人的な印象

オススメ度:★★★★
耐寒性を持つエキゾチックプランツとして利用価値大。丈夫で栽培上困ることが少ないのも魅力的です。
徐々に株が大きくなって、初期の配植デザインを保てなくなるのが難点。

その他の写真


最低気温がマイナス5度を下回るような地方で冬越し中の葉色。多少、下葉が枯れたものの冬越ししました。ただ、葉が痛むので寒冷紗などで保護してあげたいところです。
東京湾沿岸地方程度の寒さでは、ここまで葉色は色あせません。

コメント

  • 葉物として同じように用いられるニューサイランよりも栽培は楽ですが、日当たりが悪いと弱りやすいです。
  • 観葉植物として用いられるコルディリネ(テルミナリスやストリクタ等)も比較的寒さには強いですが、屋外での冬越しはさすがに厳しいです。

戻ります