葉色:
学名:Cordyline australis
別名:コルジリネ・オーストラリス
科名:キジカクシ科
分類:常緑高木
原産地:オーストラリア
大きさ:背丈50〜150cm(10〜15m)、横幅60〜120cm
主な見所:葉(周年)
原種はニオイシュンランと呼ばれ暖地の庭木としても植栽されますが、家庭園芸では赤胴色や青銅色などの葉色の改良品種がよく出回っています。葉は剣状で長く伸びます。硬めの葉ですが突き刺さって痛いというほどではありません。株は枝先に葉がつき徐々に背が伸びていきます。花は大きな花序をつけますが、原種を庭木にする場合と違い、改良品種は花を楽しむほど大きくしないのが普通です。根は太い茎状のものを地中に伸ばします。エキゾチックな姿ですが耐寒性が強く、南関東以西の暖地なら地植えも可能です
日当たりと水はけのよい場所ならほぼ放任で育つほど丈夫です。乾燥に強く、十分に根が張れば砂地のような乾燥した場所でも育ちます。かなりの寒さに耐えることは実証済み(東京湾沿岸地方では保護の必要はない)ですが、念のため強い霜が降りる地方では保護したほうが安全でしょう
洋風の庭に向き、和風には合いません。自然風の庭でも植栽はよく考えた方が良いでしょう。寄せ植えのセンタープランツとして用いられますが、長年栽培していると徐々に大きくなるのがネックです。暖地なら地植えも可能で、エキゾチックな演出に重宝します
赤銅色や青銅色、白斑入りなどの様々な葉色が出回ります
オススメ度:★★★★
耐寒性を持つエキゾチックプランツとして利用価値大。丈夫で栽培上困ることが少ないのも魅力的です。徐々に大きくなって初期のデザインを保てないのが難点
最低気温がマイナス5度を下回るような地方で冬越し中の葉色。多少、下葉が枯れたものの冬越ししました。東京湾沿岸地方ではここまで葉色は色あせません