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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ハナスベリヒユ(ポーチェラカ)

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ハナスベリヒユ(ポーチェラカ)のデータ

花色:赤ピンク赤紫オレンジ黄色白
学名:Portulaca
科名:スベリヒユ科
分類:多年草(常緑)、春まき一年草扱い
原産地:南アメリカ
大きさ:背丈10〜20cm、横幅30〜50cm
主な見所:花(5〜11月)※高温乾燥期の真夏が一番元気です

ハナスベリヒユ(ポーチェラカ)の特徴

高温乾燥を好む一方、多少の雨でも平気な花なので夏花壇の定番になりました。上向きに咲く花は一日花で、ツヤがあって整ったきれいな形をしています。日差しに反応して花が開きますが、マツバボタンほど直射にシビアではありません。葉は肉厚のへら状で、茎も肉厚で赤みがかります。株は横に広がるように伸びます。最近では豊富な花色だけでなく、一重、八重、絞り咲き、花の大小違いの改良種が多く出回るようになりました

  • 難易度: 丈夫です
  • 日照量: 日当たりのよい場所で育てます
  • 水分量: 乾燥した環境を好みます
  • 耐寒性: よほど気に入った株でない限りは一年草扱いにします。冬越しは室内で

ハナスベリヒユ(ポーチェラカ)の育て方

日当たりのよい、乾燥した場所で育てます。ジメジメした環境は好みませんが、もともと性質が強く土の水はけがよければ多少の長雨にも耐えます。用土には砂やパーライトなどを多めに混ぜ、高植え気味にします。乾きやすいハンキングや吊鉢で育てるとさらに丈夫に育ちます

  • 管理:摘心を繰り返すと、こんもりした花つきのよい株になります。伸びすぎたらおもいきって切り戻しますが、8月下旬以降の全体切り戻しは控えます
  • 肥料:元肥に緩効性肥料を与え、開花期に液肥を控えめに与えます
  • 病害虫:ほとんど発生しません。枯れる原因の多くが過湿か日照不足です

ハナスベリヒユ(ポーチェラカ)のアレンジ

ハンキングに単植や郡植すると性質上簡単ですが、上向きの花なのであまり高い位置に鉢を置くとよく見えなくなってしまいます。庭植えのグランドカバーにも使えますが、日当たりと水はけのよい場所が条件です。寄せ植えでは性質を合わせるのに苦労しますが、高めの背丈の花と合わせて株元を埋めるように用いるとうまくいきます

ハナスベリヒユ(ポーチェラカ)の主な品種

花弁の数で一重、八重、千重咲きがあり、変わった咲き方に絞り咲きがあります。花の大きさ違いで小輪〜大輪種があり、花が大きくなるにつれ花つきは悪くなります。いずれも流通量は多いです。多品種を挿し芽した寄せ植えポットもよく出回ります


八重咲きの品種


マジカルキューティー
斑入り品種。花色は赤紫。花は咲きづらいですが多肉植物のように使えます

ハナスベリヒユ(ポーチェラカ)の個人的な印象

オススメ度:★★★★★
色々な品種がありますが、整った一重の小花がイメージ通りの野に咲く花の雰囲気で好み。多くの花が元気のなくなる、梅雨明け後の高温乾燥期の8月ごろが一番元気なのもポイントです

コメント

  • 夕方に近くなると花は徐々に閉じていきますが、夕方まで咲きやすい改良品種もあります

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