葉色(苞):
学名:Euphorbia pulcherrima
科名:トウダイグサ科
分類:常緑低木
原産地:中央アメリカ
大きさ:背丈30〜80cm(2m)、横幅25cm〜60(2.5m)
主な見所:苞(秋〜冬)
晩秋からクリスマスの時期に出回るお馴染みの鉢花。開花期に赤やピンク、白などに色づく苞(葉が変化したもの)を観賞します。集まって咲く小さな花は目立ちません。葉はやや大きめの濃緑色。カサカサした印象で水をはじきます。株は自然と枝分かれしこんもり育ちます。剪定などで葉や枝を切った時に出る汁は有毒です。短日植物で、2年目以降は日照管理しないと綺麗に色づきません
日当たりのよい、やや乾燥した環境を好みます。過湿は苦手です。寒さに弱く一年草扱いされることが多いですが、暖かい室内で保護し、乾燥気味に管理すれば冬を越すことも可能です。暑さや病害虫に強く、冬越し後の育成は容易。ただ、2年目以降も綺麗に色づかせるには秋に短日処理が必要になります
洋風の部屋に合います。鉢植えで単独で育てるのが普通で、横に広がりやすいので寄せ植えには向いていません。他の植物と合わせる場合は寄せ鉢にするとするとよいでしょう。観賞期間が長く、クリスマスの演出以外にも熱帯風など色々とアレンジが可能です
様々な品種が出回っています。店頭では苞の色で決めればよいでしょう。斑入り品種もあります。交配種のプリンセチアも人気があります
「アイスパンチ」
赤地に白の不規則な斑入が入る有名品種。やや性質が弱めです
「ウインターローズ」
苞が内側に巻き丸くなる品種。まるで八重咲きのバラに見えるため名づけられました
「ジングルベル」
赤地に薄黄色の斑入が入る有名品種
「プリンセチア」
サントリーフラワーズ作出。詳しい出自は不明ですが、名前の通りポインセチアを改良親に使った交配品種だと思われます。葉が小さめで見た目の印象はよりかわいらしい雰囲気になります。性質は丈夫で育て方はポインセチアと変わりませんが、特に耐寒性に関しては普通のポインセチアに比べて強い印象があります
冬越しした株から葉が伸びた様子。暖かい時期はとても丈夫です
白地の品種に、紫や青などを着色したもの。アレンジによっては利用するのもよいでしょう
オススメ度:★★★★★
色づいた苞を楽しむため観賞期間が長いのが魅力の鉢花。クリスマスの雰囲気を盛り上げる以外にも、普通に飾って楽しみたいです