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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ポインセチア

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ポインセチアのデータ

葉色(苞):黄色白複色
学名:Euphorbia pulcherrima
科名:トウダイグサ科
分類:常緑低木
原産地:中央アメリカ
大きさ:背丈30〜80cm(2m)、横幅25cm〜60(2.5m)
主な見所:苞(秋〜冬)

ポインセチアの特徴

晩秋からクリスマスの時期に出回るお馴染みの鉢花。開花期に赤やピンク、白などに色づく苞(葉が変化したもの)を観賞します。集まって咲く小さな花は目立ちません。葉はやや大きめの濃緑色。カサカサした印象で水をはじきます。株は自然と枝分かれしこんもり育ちます。剪定などで葉や枝を切った時に出る汁は有毒です。短日植物で、2年目以降は日照管理しないと綺麗に色づきません

  • 難易度: 暖かい時期はとても丈夫ですが冬越しに難あり。短日処理もハードルが高め
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量: ジメジメは苦手なので、土の表面が乾いたら水を与えます
  • 耐寒性: 寒さには弱く、室内で冬越しします

ポインセチアの育て方

日当たりのよい、やや乾燥した環境を好みます。過湿は苦手です。寒さに弱く一年草扱いされることが多いですが、暖かい室内で保護し、乾燥気味に管理すれば冬を越すことも可能です。暑さや病害虫に強く、冬越し後の育成は容易。ただ、2年目以降も綺麗に色づかせるには秋に短日処理が必要になります

  • 管理:鉢で購入したらその年は水やり以外放任でよいです。冬の水やりは控えめに。春に暖かくなってから色づいた苞の部分も含め全体を大きく(半分〜三分の一残し程度)切り戻します。枝数が少なければ、初夏以降に伸びた新梢部分を摘心して分枝させます。8月上旬ごろ、整枝して室内観賞向けの大きさに整えます。植え替える場合は、十分暖かくなった八重桜の咲く頃に行います
  • 肥料:緩効性肥料を春から夏に控えめに与えます。秋以降の施肥はいりません
  • 病害虫:温室環境の場合、コナジラミが発生することがあります
  • 短日処理:9月ごろに夕方から朝にかけて段ボール等を被せて13〜15時間程度、完全に暗い時間を作ります。葉が色づくか、花芽が確認されるまでは毎日続けます。目安は一か月程度。途中で辞めると逆効果になるので注意

ポインセチアのアレンジ

洋風の部屋に合います。鉢植えで単独で育てるのが普通で、横に広がりやすいので寄せ植えには向いていません。他の植物と合わせる場合は寄せ鉢にするとするとよいでしょう。観賞期間が長く、クリスマスの演出以外にも熱帯風など色々とアレンジが可能です

ポインセチアの主な品種

様々な品種が出回っています。店頭では苞の色で決めればよいでしょう。斑入り品種もあります。交配種のプリンセチアも人気があります


アイスパンチ
赤地に白の不規則な斑入が入る有名品種。やや性質が弱めです


ウインターローズ
苞が内側に巻き丸くなる品種。まるで八重咲きのバラに見えるため名づけられました


ジングルベル
赤地に薄黄色の斑入が入る有名品種



プリンセチア
サントリーフラワーズ作出。詳しい出自は不明ですが、名前の通りポインセチアを改良親に使った交配品種だと思われます。葉が小さめで見た目の印象はよりかわいらしい雰囲気になります。性質は丈夫で育て方はポインセチアと変わりませんが、特に耐寒性に関しては普通のポインセチアに比べて強い印象があります

その他の写真


冬越しした株から葉が伸びた様子。暖かい時期はとても丈夫です


白地の品種に、紫や青などを着色したもの。アレンジによっては利用するのもよいでしょう

ポインセチアの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
色づいた苞を楽しむため観賞期間が長いのが魅力の鉢花。クリスマスの雰囲気を盛り上げる以外にも、普通に飾って楽しみたいです

コメント

  • 短日処理の手間は会社勤めなどの場合、難しいケースも多いと思うので、一年草扱いにし、翌年にすでに色づいた苗や鉢花を求めるのが現実的かもしれません
  • クリスマスの時期が過ぎると投げ売り価格になるので、クリスマスにこだわらなければ安価に手に入れることができます。日当たりがよい室内の暖かい場所があれば長期間楽しめます
  • 冬に寒さで落葉しても、枝が生きていれば、暖かくなってから芽を出すことがあります
  • 大きくなり過ぎたら挿し木で更新します。挿し木は新芽が伸びる初夏から夏ならいつでも可能です

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