カーリーパセリ
葉色:
学名:Petroselium
科名:セリ科
分類:春・秋まき二年草
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈15〜25cm、横幅20〜30cm
主な見所:葉(周年)
添え物や香草として料理で目にする機会の多いハーブです。ガーデンでは葉の縮れがあるカーリーパセリ(冒頭写真参照)がよく使われます。ほか葉に縮れのないイタリアンパセリもありますが、実用重視のハーブガーデン以外で目にする機会は少ないです。
丈夫な植物で、乾燥しなければどこでもよく育ちますが、キアゲハの幼虫には要注意。
タネまきもできますが、普通は苗を購入して育てます。
日向でも半日陰でも育ちますが、室内の暗い場所ではさすがに上手く育ちません。
やや湿り気のある肥沃な土を好み、乾燥は苦手です。室内で育てる場合はダニの予防のため時々霧吹きをして湿度を高めます。
洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
収穫しやすいようにプランターや小鉢で育てるのが一般的。カーリーパセリはハーブガーデンの前景部分や、寄せ植えのアクセントに使えます。
イタリアンパセリは実用重視で、観賞用途にはあまり向いていません。
葉の縮れがあるカーリーパセリと、葉に縮れのないイタリアンパセリが主に出回ります。
○カーリーパセリ(P. crispum)
冒頭写真も参照。モスカールパセリともいわれます。葉が縮れるおなじみの種で、観賞重視のハーブガーデンによく用いられます。
ハーブとしては独特の風味で好みが分かれますが、添え物として使うこともできます。
○イタリアンパセリ(P. neapolitanum)
葉に縮れがない種。観賞重視のガーデンに使われる機会は少ないですが、ハーブとしての実用性は高いです。カーリーパセリよりもマイルドで食べやすい。
オススメ度:★★
生のまま使え、利用する場面も多いのでハーブとしてしっかり活躍できます。
キアゲハの食害さえ気を付ければ、育てるのが楽なのも嬉しい。