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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ヒヤシンス

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ヒヤシンスのデータ

花色:赤ピンク赤紫紫青紫オレンジ黄色白複色
学名:Hyacinthus
科名:キジカクシ科
分類:秋植え球根
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈20〜30cm、横幅20〜30cm
主な見所:花(3〜4月)

ヒヤシンスの特徴

よく目立つ豪華な花で、強い花の香りも特徴です。鉢植えや庭植えで用いられる品種と、主に水栽培で用いられる品種に分けられます。花は花弁が反り返る小花を穂状につけ、花色は青や赤、黄色など豊富にそろいます。見かけることは少ないですが八重咲種もあります。花の香りはかなり強いです。葉はやや肉厚で断面はU字形です。花とのバランスは悪くありません。鉢植えにされることが多いですがマイナス5℃程度まで耐えるので、南関東以西の暖地なら地植えでも育ちます

  • 難易度: 丈夫ですが、2年目も豪華に咲かせたい場合はそれなりの管理が必要
  • 日照量: 日当たりのよい場所で育てます
  • 水分量: 適湿を好みます
  • 耐寒性: 南関東以西の暖地では屋外でも冬を越します

ヒヤシンスの育て方

植えつけは10〜11月ごろ。植えつけ深さは球根頭部まで3cm程度の深さのやや浅植えとします。日当たりと水はけのよい場所が適地ですが、充実した球根ならばその年の開花は半日陰でも望めます。ただ、ある程度寒さに当てる必要があるので、1月初めまでは屋外に置いて寒さにあてます。鉢植えの場合はその後に暖かい窓辺などに置けば開花が早まります。根が出た後の移植が苦手なので地植えの場合は植え付ける場所を慎重に決めます。地植えならば2〜3年程度は植えっぱなしで花が咲きます。
※水栽培では違った育て方があります(下記参照)

  • 管理:充実した球根ならば、乾燥に気をつければ花は咲きます。2年目以降も楽しみたい場合は枯れた花を切ります。葉が黄色くなったら掘り上げて冷暗所で保存します。地植えなら3年程度は植えっぱなしにしても大丈夫ですが、花数は徐々に少なくなります
  • 肥料:元肥に緩効性肥料を与え、花後にカリ分の多い肥料(草木灰など)を与えます
  • 病害虫:ほとんど発生しません

水栽培

水栽培用のポットに球根をセットして、底部がわずかに触れる程度まで水を入れます。根が伸びだすまでは冷暗所に置き、根が伸びたら水に球根本体が触れないよう減らして明るい窓辺に置きます。(水に浸しっぱなしだと球根が腐敗しやすい)。あとは根だけを水に浸すように管理すれば花が咲きます。水は1週間程度で交換します

ヒヤシンスのアレンジ

洋風の庭に合います。寄せ植えでは豊富な花色を生かして合わせるのがよいでしょう。できれば、香りを生かせるように観賞者が自然と近づける位置に植えたいです。密植すると大変豪華ですが、水栽培同様一年限りの割りきりが必要です

ヒヤシンスの主な品種

たくさんの品種がありますが、性質や育て方はあまり変わらないので花色で決めます


シティオブハーレム
黄色花の代表的品種

ジャンボボス」:赤花の代表的品種
カーネギー」:白花の代表的品種
ピンクパール」ピンク花の代表的品種

その他の写真


白花種。豪華さはないですが自然な雰囲気です

ヒヤシンスの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
密植すれば、秋植え球根の中でも一二を争う豪華さになります

コメント

  • 暖地なら普通の秋植え球根のように地植えで使えます
  • タネをつけやすいので枯れた花はしっかり切り取りましょう

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