花色:
学名:Adonis ramosa
漢字:福寿草
科名:キンポウゲ科
分類:多年草(夏〜冬落葉)
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈10〜30cm、横幅15〜40cm
主な見所:花(1〜4月)
代表的な早春咲きの花の一つで、日本では江戸時代から栽培されています。正月近辺に出まわるものは促成栽培されたもので本来の開花最盛期は2〜3月以降です。花は整った形の澄んだ黄色で、最初の頃は花だけが先に展開して咲きますが、3月頃になると葉も出て自然な雰囲気になります。花は日が当たると開く性質です。葉は落ち着いた緑色で、切れ込みの多いシダのような印象。株はコンパクトにまとまり、初夏には早くも休眠状態に入ります。根が長く伸びるため通常は長めのポット苗で売られています。そのため正月用の寄せ植えは長期維持に向いていません。園芸品種には黄色以外にオレンジ花や白花もあります
花の展開時は十分に日に当てて育てます。花は日が当たらないと開きません。花が終わりかけ葉が十分伸びだしてきたら半日陰に置き、来年に向け肥培します。葉が枯れたら日陰に置いても大丈夫です。夏に葉が茂り冬に落ちる落葉樹の下の環境を考えればいいと思います。
肥沃な水はけ、水もちのよい用土を好みます。生育期は水切れに弱いので鉢植えは注意が必要。逆に葉がない高温期に過湿すると根ぐされを起こしやすいです。根を充実させることが大事なのでなるべく地植えにすることをお勧めします。鉢植えにする場合は根を伸ばせるように深めの鉢に植え込みます。
正月の寄せ植えで手に入れた場合は、花が終わったら早めに植え替えますが、根が途中から切られていたら回復は難しいかもしれません
咲いた時の雰囲気や性質から、冬に日が当たり夏は日陰になる落葉樹の下がベストな選択。開花時期が早いので他の花と合わせるよりも単独で楽しむ方がよいかもしれません。あるいは早咲きの山野草と組み合わせるのもよいと思います
花が大きい品種や、花色違いの品種が出回ります
オレンジ花の品種
オススメ度:★★★
暑さにやや弱いものの、しっかりした苗からなら環境を整えてあげれば育てるのは簡単。いち早い春を感じさせてくれる花です