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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ヘスペランサ

ヘスペランサヘスペランサ
ククラータ


フミリス

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ヘスペランサのデータ

花色:
学名:Hesperantha
科名:アヤメ科
分類:秋植え球根
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈15〜30cm、横幅15cm〜20cm
主な見所:花(3〜5月)

ヘスペランサの特徴

ヘスペランサにはいくつか種類がありますが、ポピュラーなのはククラータです。白とピンクの2色のつぼみと白花が美しいです。つぼみの期間が長く2週間以上続くこともあります。また、ローズピンクの花を咲かせるフミリスもたまに見かけることがあります。ヘスペランサは「夕方の花」という意味があり、実際に開花の盛りは午後以降になる種類が多いです。
半耐寒性ですが性質は丈夫で、充実した球根を手に入れれば手間なく花を咲かせてくれます

  • 難易度: 丈夫です
  • 日照量: 葉がある間は日当たりの良い場所で育てます
  • 水分量: やや乾燥した環境を好みます
  • 耐寒性: 耐寒性はやや弱いですが、南関東以西の暖地なら霜除け程度で屋外でも冬を越します

ヘスペランサの育て方

植えつけ時期は10月から11月ごろ。植えつけ深さは地植えはやや深めの8cm程度、鉢植えは1〜2cm程度とします。地植えする場合は11月下旬ごろに植えつけてわざと遅く芽を出させ、葉が寒さにあわないようにすると冬越ししやすいです。鉢植えの場合は軽く霜除けしたほうがよいでしょう。
日当たりのよい場所を好みます。比較的乾燥した環境を好み、ジメジメは苦手なので水はけのよい土に植えます

  • 管理:花が咲き終わったら花茎を切り取ります。梅雨のころ葉が枯れたら、地植えの場合は休眠期に植えっぱなしにすると腐りやすいので掘り上げます。鉢植えの場合は雨の当たらない場所に置いておけば問題ありません
  • 肥料:長期間効く緩効性肥料を植えつけ時に控えめに与えます。花後にはカリ分の多い肥料を与えます。多肥の必要はありません
  • 病害虫:ほとんど発生しません

ヘスペランサのアレンジ

洋風の庭に合います。花が美しく単独でも見栄えがします。つぼみ〜花と長い間楽しめる優秀な秋植え球根です。寄せ植えするなら、秋植え球根同士で花期を合わせるとよいでしょう。ムスカリなどとはよく合います

ヘスペランサの主な品種

一般的にはククラータが出回っています。あとは、たまにフミリスを見かける程度。珍しい品種は通販で求めるのがよいでしょう

ククラータH. cucullata
冒頭写真参照。ポピュラーな種。白花に花弁3つはピンクがかります。ピンクと白のバイカラーのつぼみが特徴です。他の種類に比べやや背丈が高くなり20〜30cm程度になります。夕方ごろに一番綺麗に花が開きます

フミリスH. humilis
冒頭写真参照。ややポピュラーな種。ローズピンクの花を咲かせます。背丈は10〜20cm程度。あまり花期は長くありません。昼頃には満開に花が開いています


ポーシフローラH. pauciflora
薄いピンクの花を咲かせます。背丈は10〜20cm程度。ククラータ同様に比較的花期が長いです。球根が円盤のような面白い形をしています。昼頃には満開に花が開いています


ヴァージナータ・スタンフォルディアH. vaginata var. stanfordiae)
花はカップ型で、花色は鮮やかな黄色。店頭で見かける機会は少ないです。昼頃には満開に花が開いています

ヘスペランサの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
特にククラータがお勧めで、かわいいらしいつぼみも観賞価値があり長く楽しめます。
南関東以西の暖地なら冬越しも難しくないので育てるが楽なのは嬉しい

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