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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ハゲイトウ

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ハゲイトウのデータ

葉色:黄色複色
学名:Amaranthus tricolor
別名:アマランサス
科名:ヒユ科
分類:春まき一年草
原産地:熱帯アジア
大きさ:背丈50〜150cm、横幅25〜60cm
主な見所:葉(8〜10月)

ハゲイトウの特徴

赤や黄色に色づく葉を楽しみます。葉ものなので観賞期間が長いです。苗の頃は緑色が強いですが徐々に色づきます。初めは黄色で後に赤色が出てきます。気温が低くなるとさらに強く色づきます。品種によっては全体が赤紫や黄色になるものもあります。ハゲイトウの花は目立たちませんが、いつの間にか咲いていて翌年こぼれダネで増えることもあります。株は直立し背丈も高くなりますが、1mも伸びない矮性種も出回ります

  • 難易度: 丈夫ですが、移植が苦手で急に枯れることも
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量: やや乾燥した環境を好みます
  • 耐寒性: 一年草です

ハゲイトウの育て方

暑さに強く丈夫です。日当たりのよい場所でないと葉色が悪くなり本来の魅力が出せません。水はけのよい土が好みでジメジメした環境は苦手です。多肥は葉色が悪くなるので避けます。移植が苦手なので、ポット苗で手に入れた場合は慎重に植えつけます

  • 管理:特にありません
  • 肥料:やせ地の場合は緩効性肥料を与えます。肥沃な土なら与えなくても構いません
  • 病害虫:アブラムシなどが発生します。葉も食害にあいやすいので、あらかじめオルトラン粒剤をまいておくとよいでしょう
  • タネから:細かいタネですが、移植が嫌いなので直まきにします。寄せ植え用の矮性種はポット植えにしますが、定植時に根を傷めないようにします。発芽・成長適温がともに高いのでやや遅まきにします。まいた後軽く覆土します。育苗はそれほど難しくはありません

ハゲイトウのアレンジ

大きくなり、色もとても目立つので洋風や熱帯風の花壇に向いています。はっきりした形の花や、熱帯花木、ピンと立つ葉もの(ニューサイランなど)とはよく合います。1〜2本では魅力を発揮できないので、やや広い面積に郡植するとよいと思います。矮性種は鉢植えにも向いています

ハゲイトウの主な品種

葉色の違いでいくつか品種が出回っています。矮性種もあります。以前は細葉の品種など色々とバリエーションがありましたが、店頭で見かける機会は少なくなっています


トリカラーパーフェクタ」:赤黄緑の3色になります


アーリースプレンダー」:茎の先端が赤紫に色づく。それ以外は濃い紫。よく目立ちます

イルミネーション」:黄色と赤紫に複雑に色づきます


黄色に色づく品種

ハゲイトウの個人的な印象

オススメ度:★★★★
日当たりのよい夏花壇の葉ものとしてお勧めします

コメント

  • 移植が苦手なので、小さな苗か、できればタネから育てたいところです
  • 花穂を観賞するヒモゲイトウ(A. caudatus)は「アマランサス」として、ハゲイトウとまとめて紹介されることがありますが、葉を楽しむハゲイトウとは印象が大きく異なるので園芸上では分けた方が良いと思います
  • ケイトウとは同じヒユ科ですが、属が異なります
  • 日本では派手すぎるものが敬遠される傾向がありますが、ハゲイトウはそういった理由からか見かける機会が少なくなっています。同じような立場だったケイトウの花は、小さな花穂の矮性品種や、自然な雰囲気のノゲイトウの品種が出回るようになり復権しました
  • 園芸では不遇ですが、食料としてのアマランサスは健康食品として注目されています

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