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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンハゴロモジャスミンの花

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ハゴロモジャスミンのデータ

花色:白
学名:Jasminum polyanthum
科名:モクセイ科
分類:常緑つる性木本
原産地:東アジア〜東南アジア
大きさ:背丈60〜150cm、横幅40〜150cm以上(つる性)
主な見所:花(3〜6月)※暖かければ12月頃から咲き始めます。最盛期は4〜5月。

ハゴロモジャスミンの特徴

ジャスミンの名の通り、香りの強い純白花を咲かせます。カロライナジャスミンとは異なり、正真正銘のジャスミンの仲間です。葉は濃い目の緑でやや固い印象ですが、白い花とのコントラストは美しいです。性質はカロライナジャスミンほど丈夫ではありませんが、育てるのが難しいというほどではありません。寒さにはあまり強くありませんが南関東以西の暖地では屋外でも冬越しします。

  • 難易度: やや乾燥気味に育てれば丈夫に育ちます。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: やや乾燥した環境を好みます。
  • 耐寒性: 南関東以西の暖地の陽だまりなら屋外で越冬します。

ハゴロモジャスミンの育て方

日当たりと水はけのよい場所で育てます。過湿は苦手です。耐寒性もそれなりにありますが、寒風が吹いたり地面が凍るような地方では室内に取り込みます。
小さな花つきの苗が寄せ植えにも用いられますが、大きくなるので基本的に単独で育てます。

  • 管理:ツルが伸びたら適宜誘引します。
    剪定は花後〜夏まで。あまり深く切り戻すと翌年の開花が悪くなります。夏以降の剪定は弱い枝を間引く程度にとどめます。
    南関東以西の暖地でも株が小さいうちは、できれば冬の間は室内や温室に移動させてあげたほうが良いでしょう。
  • 肥料:春と秋にチッ素分が控えめの緩効性肥料を与えます。
  • 病害虫:雨の当たらない場所に置くとハダニが発生することがあります。

ハゴロモジャスミンのアレンジ

洋風の庭に合います。やや硬い雰囲気のため和風や自然風の庭にはあまり合いません。
寄せ植え用に小さな苗が植えられていますが、大きくなるので寄せ植えに向いていません。花どきはそれだけで見栄えがするので、単独で栽培したほうが良いと思います。
花の香りはかなり強く、アレンジではクセがあるといえます。

ハゴロモジャスミンの主な品種

普通の緑葉種のほかに黄葉種などが出回りますが、花つきはあまり良くなく寄せ植え用のカラーリーフとして用いられることが多いです。

ハゴロモジャスミンの黄葉種
黄葉種。美しいですが、花つきは悪いです。花の楽しみたいなら緑葉の普通種を選択しましょう。

その他の写真

ハゴロモジャスミンの花のアップ
花のアップ。純白の星型で、香りが非常に強いです。

ハゴロモジャスミンのつぼみ
つぼみ。赤い色をしています。

ハゴロモジャスミンの個人的な印象

オススメ度:★★★
花の強い香りが好きか嫌いかで評価が分かれそうです。

コメント

  • 寒冷地だと鉢植えになるため、あんどん仕立てなどアレンジ用途が限られます。一方、屋外で冬越しできる暖地なら色々と活用ができて楽しめるでしょう。
  • 適地の場合は大型化に注意。フェンスを破壊するほどつるが広がるケースがあります。

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