花色:
学名:Hylotelephium spectabile
別名:ベンケイソウ
科名:ベンケイソウ科
分類:多年草(冬落葉)
原産地:東アジア
大きさ:背丈25〜80cm、横幅30〜100cm
主な見所:花(9〜10月)
ベンケイソウの名で販売されていますが、店頭に並ぶのは写真のオオベンケイソウがほとんどです。
小さな赤紫〜ピンクの花をたくさんつけた花序を秋に咲かせる多肉植物。花は茎の頂点に咲かせるのでよく目立ち、花つきも良好です。葉は多肉質で葉縁のギザギザが特徴です、全体が粉が吹いたように薄っすら白くみえます。毎年地下茎で増え横に広がります。冬の間は地上部は枯れる宿根草です。
日当たりのよい場所が適地です。土質は選びませんが、水はけのよいものがいいでしょう。見た目どおり乾燥を好みますが、あまり乾かしすぎると弱ってしまいます。
洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
花壇や鉢植えはもちろん、やや背の高いグランドカバーにも使えます。横によく広がるので寄せ植えには向いていません。開花期は様々な植物と合わせられます。ただ、花のない時期は多肉質の葉がよく目立つので、やさしげな花とは相性があまり良くありません。
オオベンケイソウの園芸品種がよく出回っています。
○オオベンケイソウ(H. spectabile)
冒頭写真参照。東アジア原産の帰化植物。葉が対生〜3枚輪生します。
一般的に出回っているベンケイソウはほとんどがこの種の園芸品種です。
オオベンケイソウの白花種。
○ベンケイソウ(H. erythrostictum)
日本にも自生がある種。園芸品種もありますが、山野草店以外で出回ることは少ないです。
葉は対生あるいは互生し、3輪生はしません。オオベンケイソウに比べ葉も花序も小さめです。
葉が3枚輪生している様子。
オススメ度:★★★
丈夫で花も綺麗。他の花が少なくなる季節に花が咲くのも貴重です。
水やりにはメリハリを効かせましょう。