花色:
学名:Ocimum labiatum / Orthosiphon labiatum(旧学名)
別名:オルトシフォン・ラビアツス、ピンクセージ
科名:シソ科
分類:常緑〜半落葉低木(多年草扱い)
原産地:アフリカ南部
大きさ:背丈30〜150cm、横幅20cm〜200cm
主な見所:花(8〜11月)
アフリカ南部原産の多年草扱いされる低木です。葉に芳香があり、草姿もどことなく似ていることからピンクセージの名がありますが、セージの仲間ではありません。花は薄いピンク色の小花が咲き、総状の花序になります。よく見ると小花の形は面白い形をしています(その他の写真参照)。葉は鋸歯が目立つハート形で、芳香があります。株はブッシュ状になり、角ばった枝は木質化します。寒さにやや弱いものの、南関東沿岸部程度の寒さなら屋外でも落葉しつつ冬を越します。小さな挿し木苗で販売されることが多いですが、実際はかなり大型になります
日当たりと水はけのよい、肥沃な土の場所に植えます。半日陰でも育ちますが徒長しやすく、花つきも悪くなるのでお勧めしません。比較的乾燥に強いですが、幅広い土壌条件で育ちます。冬越しは南関東以西の暖地なら、かなり落葉するものの屋外でも冬を越します。できれば霜除けできると安心です
洋風や自然風の庭に向いています。和風の庭には向いていません。開けた広い場所があれば花壇の中〜後景に植えてのびのび育てると魅力的です。ただ、地植えすると小さく維持するのが難しいので注意。鉢植えで小さな姿のままで寄せ植えに用いるのもよいですが、種の本来の魅力を発揮させるのは難しいでしょう
これといった品種はないようです
花のアップ。変わった形をしています
冬越し後の枝。節から芽吹いているのが見えます
オススメ度:★★★★
丈夫な花で、適した広めの場所があればお勧めしたい花。大きく育てると魅力的です。一方、日当たりの悪い場所やジメジメした場所、狭い場所には向いていません