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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

アイビー


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アイビーのデータ

葉色:緑斑入り
学名:Hedera
別名:ヘデラ、セイヨウキヅタ
科名:ウコギ科
分類:常緑つる性木本
原産地:ヨーロッパ〜西アジア
大きさ:背丈10〜20cm、横幅5m以上(つる性)
主な見所:葉(周年)

アイビーの特徴

お馴染みのつる性植物。ツルが伸びコンクリートや地面、トレリス、幹などに広がります。アイビーが活着する能力はとても強く、垂直な壁面でも多少の手掛かりさえあれば自然に活着します。普通種の緑葉の他にも、黄色や白の斑入り葉が数多く出回り、葉の形や大きさも様々です。最近では葉が小さく密につく矮性種もあります。小さめのポット苗が出回り寄せ植えによく用いられますが、成長が早く美しく植栽しても1年後ぐらいには姿を維持できなくなるので挿し木で更新します

  • 難易度: とても丈夫です。むしろ広がり過ぎに注意
  • 日照量: 日当たりのよい場所でも日陰でも育ちます
  • 水分量: 適湿を好みますが、乾湿両方に耐えます
  • 耐寒性: 耐寒性は強いですが、寒風に当たると葉が少なくなります

アイビーの育て方

とても丈夫な植物です。日向でも日陰でも育ちます。土壌は乾燥しすぎなければ特に選ばす、肥沃な土であれば肥料もほとんど必要としません。根付けば乾燥する土でも育ちます。日本の環境では適さない条件はほとんどないくらい育てることは容易。むしろ、広がりすぎないように管理するのが育て方のポイントといえます

  • 管理:特にありません。邪魔な枝を切り取る程度でよいでしょう。活着性がとても強いので枝を伸ばしたい方向にもっていくのも、紐などでとめるだけで自然にくっつきます
  • 肥料:緩効性肥料を控えめに与えます。普通に育っているなら無理に与えなくて構いません
  • 病害虫:ほとんど発生しません

アイビーのアレンジ

洋風の庭によく合いますが、和風や自然風の庭には緑葉種を使えば違和感がないでしょう。アレンジ寄せ植えの脇役・トレリス・半日陰のグランドカバーなど、仕立て方によって様々な用途に使えます。斑の入り方で印象が違ってみえるので、寄せ植えの場合には雰囲気に合うものを選びましょう

アイビーの主な品種

アイビーの品種は1000種以上あるといわれています。店頭で斑入り模様が気に入った品種を選べばよいでしょう


グレイシャー」:クリーム色の斑入り葉


白雪姫」:白の散り斑入り

ゴールドチャイルド」:葉の縁が黄色の斑入り
ゴールドハート」:黄色の中斑が入ります
デンタータ・パリエガータ」:通称「おかめ」大きな葉に白い斑が入ります


極矮性種。葉が3〜4cm以下と小さく寄せ植え向き。やや性質は弱め

アイビーの個人的な印象

オススメ度:★★★★
丈夫であらゆる環境に適応します。用途も多く、殖やすのも簡単。ただ、広がり過ぎないように管理が必要で、安易な地植えはやめておいた方が無難です

コメント

  • 挿し木が簡単にできます。土に挿す他に、水の入った容器に切花のように茎を入れても根を出します。適期は初夏〜夏
  • 一般的には乾燥に弱いとされますが、それはヨーロッパなど乾燥した環境基準の話のようです。日本の湿潤環境では根付けば乾きやすい環境でも容易に育っています

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