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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

エランティス

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エランティスのデータ

花色:
学名:Eranthis
別名:エランシス、セイヨウセツブンソウ、キバナセツブンソウ
科名:キンポウゲ科
分類:秋植え球根
原産地:アジア〜ヨーロッパ
大きさ:背丈5〜15cm、横幅10〜20cm
主な見所:花(3〜4月)

エランティスの特徴

日本にも自生するセツブンソウの仲間で、ヒエマリスやシリシカの原種および、それらを交配した品種が出回っています。春に花茎を伸ばして小さな花が咲きます。黄色い部分は花弁ではなくガクです。花後に伸びる葉は手のひら状で光沢があります。花期も生育期間もとても短い植物であっという間に終わってしまいます。2月に咲くこともあるセツブンソウとは違い、主な花期はやや遅めの3月頃です

  • 難易度: 条件のよい場所に植えれば難しくありませんが、夏越しは涼しく
  • 日照量: 冬から春は日当たりのよい場所に植えます。初夏以降はなるべく日陰に
  • 水分量: 適湿を好みます
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです

エランティスの育て方

球根の植え付けは10月頃に行い、植え付け深さは4〜5cm(鉢は2〜3cm)ほどにします。日当たりと水はけのよい、肥沃な土の場所に植えます。生育期間は早春〜春なのでその間だけ日が当たればよいです。地植えの場合は初夏以降木陰になるような場所がよく、鉢植えの場合は日差しが厳しくなってきたら半日陰、葉がなくなったら雨の当たらない日影に移動します。比較的丈夫な花で適地に植えれば数年は植えっぱなしにできますが、小さいうえ暑さにやや弱いので、条件が悪いといつのまにか消えてしまうこともあります

  • 管理:花がらを摘み取ります。込み合ってきたら葉が枯れたころに掘り起こして分球し、秋に植え直します。日差しが強すぎたり、ジメジメする条件が悪い場所に地植えしている場合も毎年掘り上げた方が安全です
  • 肥料:秋に緩効性肥料を与え、葉の展開以降はカリ分の多い肥料と液肥を与えます
  • 病害虫:ほとんど発生しません

エランティスのアレンジ

小さく、花期もあっという間なので使い方が難しい花ですが、落葉樹の下に自然風に植えると性質的にも、見た目的にもよく合います。単独で鉢に植えて、花を目線の近くで楽しむのもよいと思います。どちらにしろ、ある程度まとまった数を植えつけないと寂しくなりがちです

エランティスの主な品種

ヒエマリスとシリシカの原種と、これらの交配品種も出回っています


ヒエマリス(E. hyemalis)
花弁がやや幅狭く、花芯が内側に固まりやすいです


シリシカ(E. cilicica)
花弁がやや幅広く、花芯が外側に広がりやすいです

その他の写真


暗いときは花が閉じています

エランティスの個人的な印象

オススメ度:★★
とても小さく、花もあっという間に終わってしまいアレンジとしては使いづらいですが、本格的な春を告げる花として育ててみるのもよいと思います

コメント

  • 地上に出ている期間が非常に短い植物で、まさにスプリング・エフェメラルといった印象です

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