花色:
学名:Asclepias
別名:トウワタ、ヤナギトウワタ
科名:キョウチクトウ科
分類:多年草(常緑)、春まき一年草扱い
原産地:アメリカ大陸・アフリカ
大きさ:背丈60〜150cm、横幅30〜80cm
主な見所:花(6〜10月)※夏〜秋が最盛期
鮮やかなオレンジや黄色の花を咲かせる野生的な花です。店頭ではおもに2種類が出回っており、赤橙やオレンジと黄色のツートンカラーのクラサヴィカは寒さに弱く一年草扱いされます。オレンジや黄色の花のツベロサは寒さに強く関東以西の暖地では冬越しできます。最近は四季咲き性の強いクラサヴィカをよく見かけます。花後に白い綿毛つきのタネができ、これを翌年まくこともできます
日当たりと水はけのよい、肥沃な土の場所が適地です。植え付けの際には腐葉土を多めに混ぜ込むと元気に育ちます。暑さに強く丈夫で、放任でも大丈夫です。クラサヴィカは室内で冬越しもできますが、来春にタネをまいたほうが手間は少ないです
洋風や自然風の庭に合います。暑い季節によく合う鮮やかな花色で夏っぽい演出に向いています。一方、秋になると花色が冴えてくるので、それはそれで見ごたえがあります。やや背が高くなるので花壇の中〜後景に向いています。寄せ植えにはあまり向いていません
店頭にはクラサヴィカがよく出回っています。ツベロサもまれに見かけます。他の種類を見かけることは少ないです
○クラサヴィカ(A. curassavica)
冒頭写真も参照。2色咲きが派手な印象です。改良品種には黄色やオレンジの単色花もあります。葉は中央の葉脈が目立つ長卵形。南アメリカ原産で耐寒性が弱く一年草扱いになります
○ツベロサ(A. tuberosa)
花色はオレンジや黄色一色。葉は細長いですがクラサヴィカに比べしわっぽいです。北アメリカ原産で耐寒性があります
クラサヴィカが実をつけた様子。特徴的な面白い形です。綿毛のついた種子も見えており、トウワタの和名はここからきています
オススメ度:★★★
少し葉がうるさいものの、丈夫で暑さにも強い花。
ボーダーガーデンの後方などで、手前の植物で葉を隠しつつ使うと綺麗です
○フウセントウワタ(Gomphocarpus physocarpus)
草姿が似ていますが、こちらはトゲのついた風船状の実を観賞します。花色は白。実が熟すと同じように綿毛のついた種子が飛び出します