本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

アサギリソウ

アサギリソウアサギリソウ

戻ります

アサギリソウのデータ

葉色:
学名:Artemisia schmidtiana
科名:キク科
分類:多年草(常緑)
原産地:日本、サハリン
大きさ:背丈15〜40cm、横幅20〜50cm
主な見所:葉(周年)

アサギリソウの特徴

日本の北部の海岸などに自生している、細かい繊細な銀葉が美しいカラーリーフです。山野草扱いされることも多いですが、形がまとまりやすく寄せ植えにも用いられます。なお、花は地味なため観賞対象としません。
他の銀葉同様に高温多湿に弱いところがありますが、過湿にしなければそれなりに育ちます。

  • 難易度: 適した環境下では丈夫ですが、やさしくはありません。
  • 日照量: 日当たりの良い場所を好みますが、夏は半日陰に置きます。
  • 水分量: 乾燥した環境を好みます。
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです。

アサギリソウの育て方

風通しのよい場所に置き、乾燥気味に育てます。植える土には砂を多めに混ぜるとよいでしょう。
秋から初夏まではよく日に当てて育て、夏は遮光します。できれば雨を避けて育てると株が長もちし、下葉の枯れも抑えられます。
やや移植に弱いので、ポット苗は根鉢を崩さず植えつけます。

  • 管理:普段は特にありません。姿が乱れたら切り戻すか、挿し芽で更新します。
    冬に、古い枝を元から切り整理すると春から出る新芽が美しいです。
  • 肥料:春に緩効性肥料を控えめ与える程度。多肥は好みません。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。枯れる原因の多くは高温多湿による立ち枯れです。

アサギリソウのアレンジ

洋風や自然風に合います。和風の庭にも合いますが他の植栽とのバランスを考えましょう。
ロックガーデンや、乾き気味の環境を好む植物同士の寄せ植えに向きます。しっとりした植物以外なら合わせる稙物はそれほど選びません。
環境によっては美しく育たない場合が多いので、条件に合う場所がなければ鉢植えにして、雨を避けながら単独で育てた方が無難です。

アサギリソウの主な品種

シルバーの葉色の他に、やや緑色が濃いめのライム葉種があります。矮性種もあります。

その他の写真

葉が水をはじく様
葉が水をはじく様子。高温期の過湿を嫌うことは覚えておきましょう。

茎が伸びすぎたアサギリソウ
茎が伸びすぎたアサギリソウ。
下葉が無くなって見苦しいので、春に切り戻して仕立て直しましょう。

春に新芽が伸びてきたアサギリソウ
春に新芽が伸びてきたアサギリソウ。

アサギリソウの個人的な印象

オススメ度:★★
比較的丈夫なのですぐには枯れませんが、環境次第で美しさが大きく変わります。
こんもり育てばアサギリソウのみでも様になるので、なるべく条件の良い場所に植えてあげましょう。

コメント

  • アルテミシア(Artemisia)の仲間にはアサギリソウ以外にも様々な葉物がありますが、日本ではそれほどポピュラーではありません。

戻ります