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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

アークトチス

アークトチスアークトチスの花

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アークトチスのデータ

花色:白
学名:Arctotis
別名:アルクトティス
科名:キク科
分類:多年草(常緑)、一年草扱いまたは一年草
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈25〜70cm、横幅20〜40cm
主な見所:花(4〜7月)※種類や環境によっては四季咲きに近い状態になります

アークトチスの特徴

ガーベラやガザニアなどに似た一重のすっきりした花の形をしており、花つきがよく、花期も長いことからよく店頭に出回るようになりました。
晴れた日や明るいときは花が開き、雨や夜間には花が閉じます。葉は細長くやや肉厚で、荒く羽状に切れ込み入ります。白い毛が生えているため葉色が白っぽくみえます。株はロゼット型。中央の根茎から長い花茎を伸ばして花を咲かせます。
ベニジュームなどとの交雑種が多く、ほとんどのポット苗はアークトチスとだけ表記して販売されています。名前つきのものは白花の咲くグランディスがよく出回ります。種類や品種により多年草のものと、暑さに弱いため多年草であるが一年草扱いにするもの、もともと一年草のものに分かれます。

  • 難易度: 比較的易しいです。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: ジメジメした環境は苦手です。
  • 耐寒性: 南関東以西の暖地では霜よけ下で越冬します。オステオスペルマムなどと同様に寒さには比較的強い印象。ただ、品種によっては弱いものもありそうです。
    グランディスは屋外でも冬越ししています。

アークトチスの育て方

日当たりのよい場所に植えます。半日陰〜日陰では上手く育ちません。ジメジメした環境は苦手で風通しと水はけのよい土を好みます。特に高温多湿の夏場は注意が必要。
上記の環境を満たせば丈夫に育ち、やせ地でもよく花を咲かせてくれます。

  • 管理:花がらや枯れた葉はその都度切り取ります。
  • 肥料:長期間効く緩効性肥料を与えれば十分です。多肥は好みません。
  • 病害虫:ハモグリバエが発生しやすい。オルトラン粒剤などを事前にまいておくとよいです。

アークトチスのアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
やや乾燥を好む植物どうしの寄せ植えに向きます。オレンジや黄色系は陽気な印象なので淡い感じの花と合わせるとやや違和感が出ます。
グランディスはシルバーの葉色と相まってホワイトガーデンによく似合います。花壇にある程度の数を植えて花畑感をだすのもよいでしょう。

グランディスを花壇の中景に植えた例
グランディスを花壇の中景に植えた例。花茎の背丈がそろうのが良いところです。

アークトチスの主な品種

交雑種をよく見かけますが、原種もいくつか出回っています。

アークトチスの交雑種アークトチスの交雑種
交雑種の一例。様々な花色が揃います。


グランディスグランディスの花
グランディスA. grandis
一年草扱いまたは多年草種で、背丈は30〜40cm前後。花芯がブルーがかった白花。
育てやすく、花も美しいことから、アークトチスの中でもよく出回っている種となっています。

アークトチスの個人的な印象

オススメ度:★★★
花つき良好で花期も長いです。乾燥気味に育てると魅力を発揮します。

コメント

  • 店頭では、アークトチスの仲間、あるいはベニジュームとの交雑種等を、まとめてアークトチスの名で販売しています。グランディス以外の種や品種の同定は難しいです。
  • 花つきはよいですが、一つ一つの花もちはあまり良い方ではありません。
  • 暖地では夏越しすると枯れやすく一年草扱いになることが多いです。また株自体の寿命も短め。

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