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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

クリサンセマム・ムルチコーレ

クリサンセマム・ムルチコーレクリサンセマム・ムルチコーレ

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クリサンセマム・ムルチコーレのデータ

花色:黄色
学名:Coleostephus myconis/Chrysanthemum multicaule
科名:キク科
分類:秋まき一年草
原産地:北アフリカ
大きさ:背丈20〜30cm、横幅20〜30cm
主な見所:花(3〜6月)

クリサンセマム・ムルチコーレの特徴

少し光沢感のあるお椀型の黄色い花を咲かせ、花茎が長く伸びて風にゆらぎます。乾燥した地域が原産なので少し肉厚の葉になります。株はロゼット状です。これらの特徴だけでもパルドーサムとはかなり印象が違うことがわかります。株は小さく少し横に伸びる程度ですが花つきがよく目立ちます。移植に弱く、苗があまり出回りません。
以前はクリサンセマム属でしたが、現在はコレオステフス属に変更になり学名も変更しています。ただ、以前からの名残と、コレオステフスという名称が言いにくいため、今でも普通にクリサンセマム・ムルチコーレの名で販売されています。

  • 難易度: 適した環境下では丈夫です。
  • 日照量: 日向を好みます。
  • 水分量: 水はけのよい土を好みます。
  • 耐寒性: 強い霜を避ければ、南関東以南の暖地では屋外で冬越しします。

クリサンセマム・ムルチコーレの育て方

日当たりと水はけのよい場所に植えることが必要です。比較的乾燥に強くジメジメは苦手です。条件が合えばパルドーサム同様に丈夫に育ってくれますが、合わないと弱々しく育ってしまいます。

  • 管理:特にありませんが、花がらは摘み取ったほうがよいでしょう。
  • 肥料:長期間効果のある元肥を効かせて、開花期に液肥を控えめに与えます。
  • 病害虫:苗のうちはアブラムシ等が発生しやすいので、オルトラン粒剤をまいてあらかじめ予防します。
  • タネから
    ムルチコーレの苗
    ポットまきか箱まきしますが、条件がよければ直まきでも育てられます。移植の必要がないので場合によっては直まきのほうがよい結果になることも。
    育苗は難しくありません。よく日に当てて育て、本葉5枚程度で定植します。

クリサンセマム・ムルチコーレのアレンジ

洋風や自然風の庭に合います。和風の庭にはあまり合いません。
可憐な印象で、草丈もあまり高くならないので寄せ植えにも使えますが、移植に弱いので花壇の縁取りなどに直まきするほうが性質に合っています。まとまりが良いので小鉢にも向きます。
パルドーサムとの混植をよく見かけますが、草姿や育て方が似ているというわけでもないので混植にこだわることはありません。

花壇の前景に植えた例
花壇の前景に植えた例。

クリサンセマム・ムルチコーレの主な品種

花が大きめの品種や花色が淡いものなど、いくつか品種が出回ってます。

ムーンライト
ムーンライト
淡黄色の花色が新鮮な印象です。

その他の写真

冬のロゼット姿
冬のロゼット姿。直まきの苗です。

日差しに当たって輝く花
日差しに当たると、キラキラと花弁が輝くのも魅力。

クリサンセマム・ムルチコーレの個人的な印象

オススメ度:★★★★
冬の開花はあまり期待できませんが、春に一斉に咲きそろう姿は綺麗です。

コメント

  • 耐寒性中程度としていますが、南関東以西の暖地ではまず防寒の必要はありません。寒冷地では防寒の必要がない春まきにしたほうが良いでしょう。

仲間の花

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