花色:
学名:Linaria maroccana/bipartita
科名:オオバコ科
分類:秋まき一年草
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈20〜80cm、横幅15〜60cm
主な見所:花(12・3〜6月)※最盛期は4〜5月
リナリアにはいくつか種類がありますが、園芸では単にリナリアといった場合、多年草を省いた一年草種を指すことが多く、中でも高性種のマロッカナと、低い背丈のビパルティタがポピュラーです。葉が細く繊細な草姿で、同じゴマノハグサ科のキンギョソウに比べるとより繊細な印象です。弱々しい姿に見えますが丈夫な花で、世界各地で野生化しているほど。花色が豊富で花つきもよく、最盛期は豪華な姿になりますが暑苦しさはありません。矮性種から高性種まであり使い方によって選べるのも魅力。花は雨に弱いです
繊細な見た目に似あわず、やや寒さに弱い点を除けば丈夫な花です。日当たりと水はけのよい場所が適地。一方で半日陰でも花を咲かせるので、室内で飾られることもあります。ただし、タネから育てる場合は日当たりのよい場所で育てます。過湿に弱く、常に湿っているような環境では徒長したり根腐れを起こすので避けます。雨を避けられれば花が長持ちします
洋風や自然風の庭に合います。自己主張が激しくないので様々な花と合わせられます。個性の強いものと合わせると埋没してしまうので、淡い花と組み合わせると良いと思います。花壇植えの場合は草姿が弱々しいので、密植気味にしてボリュームを出します
様々な花色の改良品種が出回っています
「グッピー」
マロッカナの矮性改良品種で草丈は20〜30cm程度。花色豊富です
オススメ度:★★★★★
豊富な花色とまとまりやすい草姿で、寄せ植えに使いやすい花です。花が雨に弱いので、軒下などで栽培できるとさらに魅力がアップします