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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ナノハナ

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ナノハナのデータ

花色:黄色
学名:brassica
別名:ハナナ、ナバナ、アブラナ
科名:アブラナ科
分類:秋まき一年草
原産地:東アジア他(諸説あり)
大きさ:背丈30〜80cm、横幅25〜50cm
主な見所:花(3〜5月)※早生種は12月から開花

ナノハナの特徴

早春に春を告げる暖かな黄色い花を咲かせます。在来種とセイヨウナノハナ、その交雑種や改良種が出回っています。育て方は同じなので園芸ではその区別を気にする必要はないでしょう。通常種の花期は暖かくなる3月頃からですが、早ければ12月に咲き始める早生種もあります。葉には独特の縮れがあります。通常、茎は直立しますが食用にする場合は株間を空けて枝数を増やし、切花用の場合は株間をつめて枝数を制限して育てます

  • 難易度: 条件を整えれば放任で育ちますが、アオムシなどの害虫に注意
  • 日照量: 日当たりのよい場所で育てます
  • 水分量: 適湿を好みます
  • 耐寒性: 南関東以西では特に問題ありません。寒冷地では春まきにします

ナノハナの育て方

日当たりと水はけのよい、肥沃な土の場所を好みます。苗ではあまり出回らないのでタネから育てます。タネは移植を嫌うため直まきが基本。育苗は比較的楽です。通常種は低温にあわせないと花芽が出来ませんが、早生種はその必要はありません。株間をやや狭めれば、枝が少なくなって切花にも使えるようになります

  • 管理:寒い期間は害虫も少ないため花がら摘み程度です。暖かくなると害虫が発生しやすいので3月以降はよく株を観察します
  • 肥料:元肥の長期間効く緩効性肥料のみで十分ですが、早生種は2〜3月ごろに追肥すると長く咲きます。追肥のチッソ肥料は控えめに
  • 病害虫:アオムシやコナガなどに食われやすい。特に暖かくなってからは注意

ナノハナのアレンジ

鉢植えや寄せ植えにも使えないことはないのですが、基本的には庭植えに用います。ある程度まとまって植栽し背丈が違う冬〜春咲きの花とあわせるといいでしょう。青や紫、白系の花とは相性がいいです。チューリップやコスモスと同じように各地で大群落が見られるので、個人でアレンジするときは単植よりも他の花と組み合わせたいところです

ナノハナの主な品種

在来種(B. campestris)とセイヨウナノハナ(B. napus)、その交雑種や改良種が出回っています。育て方は変わりません。花期が早い早生種がよく出回ります

ナノハナの個人的な印象

オススメ度:★★★
家庭園芸ではそれほど使われていませんが、冬に咲き、害虫の被害にもあいにくい早生種は利用価値があると思います

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