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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ヒマラヤユキノシタ

ヒマラヤユキノシタヒマラヤユキノシタの花

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ヒマラヤユキノシタのデータ

花色:
学名:bergenia
別名:ベルゲニア
科名:ユキノシタ科
分類:多年草(常緑)
原産地:南アジア(ヒマラヤ地方)
大きさ:背丈15〜50cm、横幅35〜60cm
主な見所:花(2〜4月)

ヒマラヤユキノシタの特徴

大きな葉と、まだ寒い花の少ない季節に咲くピンクの花が特徴です。太い赤紫の茎や、肉厚の葉の見た目から独特な雰囲気をもっています。耐寒性は強いですが寒さが厳しいと葉が赤っぽくなります。
放任しても育つ丈夫な花なのでグランドカバーによく用いられていますが、もともと高山原産なので高温多湿には少し弱いところがあります。

  • 難易度: 暑さに少し弱いですが、とても丈夫です。
  • 日照量: 秋から春は日当たりを好み、夏は半日陰を好みます。
  • 水分量: やや乾燥した環境を好みます。
  • 耐寒性: 寒さには強いです。

ヒマラヤユキノシタの育て方

条件に合えばあまり手間はかかりません。秋から春は日当たりを好み、暑い時期は涼しい半日陰を好みます。周年半日陰の環境でも育ちますが、やや花つきが悪くなります。
湿気の多い土は好まないので水はけの良い場所に植え、深植えは避けます。

  • 管理:適地で植えれば放任で育ちますが、終わった花は切り取ります。
  • 肥料:春と秋に控えめに緩効性肥料を与えます。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

ヒマラヤユキノシタのアレンジ

和風の庭に合いますが、使い方によっては洋風や自然風の庭にも合います。
横に広がるので地植え向きで、鉢植えや寄せ植えには向きません。グランドカバーに使われますが葉が大きいため、狭い場所にはあまりお勧めできません。
落葉樹の下など冬によく日が当たり、夏は半日陰になる場所だとよく育ちます。

ヒマラヤユキノシタの主な品種

一般的にはヒマラヤユキノシタが一般的です。その他のベルゲニアのいくつかの仲間も出回ることがありますが、店頭ではほとんど見かけません。

ヒマラヤユキノシタの花ヒマラヤユキノシタの葉
ヒマラヤユキノシタB. stracheyi
大きな葉とピンクの花が特徴のよく見かける種。白花種もあります。

ヒマラヤユキノシタの白花種
ヒマラヤユキノシタの白花種。

ヒマラヤユキノシタの個人的な印象

オススメ度:★★
丈夫な花ですが、肉厚の大きな葉がアレンジ的に難しいです。
自然風の庭では大きな葉に違和感を感じることもあるので、周囲の雰囲気と合うか確認しましょう。

コメント

  • 和風庭園の下草など、しっとりとした庭に使われることもありますが、性質的にはロックガーデンのような乾燥した環境を好みます。

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