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庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

水郷佐原あやめパーク





千葉県香取市にある水生植物園でしたが、リニューアルして現在の名称になり、園の性格も植物園というよりフラワーパーク寄りになりました。ハナショウブやハスの品種がたくさん展示されています

園内地図(画像をクリックすると大きくなります)


園内は比較的狭いですが、ゆっくり見て回るにはちょうどよい大きさ。池を中心にした回遊式で、樹木もシダレヤナギなど水辺のものが多用されています

入口と、あやめ広場


和風の入口から中には入ります。園内に入ると売店棟や体験工房棟などがある広場になっています

ショウブ田


なんといっても目玉はハナショウブ。400品種150万株ということで種類も数も桁違いです。花の最盛期には圧巻の景色が広がります

水郷にふさわしい雰囲気づくり


島や橋、樹木などを配して水郷の雰囲気を模しています。畑にただハナショウブが植えられているというだけではないのが、この園の大きな魅力です

展望台


ショウブ田の奥には園全体を見渡せる展望台があります

園内舟巡り


園内の舟乗り場から園内めぐりの船に乗ることができます(別料金)。船に乗ると目線はかなり低くなり、水面すれすれから花を見るような印象になります

ハス回廊


ハスも数が多く、約300種の品種を見ることができます。格子状に整備されたハス回廊では間近で珍しく美しいハスを見ることができます。また、園内の池でも蓮の花が見られます

フジのトンネル


長くて立派なフジの花のトンネル。他にもいくつか藤棚があります。花時は美しい姿を見せることでしょう。ただ、ハナショウブ、ハスともに開花期は重なりません

スイレン池


ハナショウブやハスが多い園内ですが、スイレンもたくさん見ることができます。ただ、スイレンは脇役的な位置づけです

アサザや、ミソハギの咲く池


上記3つ以外の水生植物はあまり多くありません。カキツバタやアサザ、コウホネ、オニバスが見られる程度です。植物マニアよりも普通の花好きな方重視の展示です

お似合いの服で花摘み作業中


こういった配慮は大事です。合理的な上に、魅せることもできます

周囲は水郷の里


園から与田浦の景色が見渡せるようになりました。周辺は水路や田んぼが多い長閑な雰囲気です。近くには十二橋めぐりの観光船も出ています

場所 千葉県香取市扇島
交通 電車:
JR成田線「佐原」駅からバスで約40分 (平日のみ)
※ハナショウブ開花最盛期はシャトルバスあり、公式HP参照のこと
車:
東関東道「佐原香取」ICから約30分
圏央道「神埼」ICから約25分
駐車場あり(無料)
入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照
URL http://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/ayamepark/index.html
My impression
マニア度 娯楽度 混雑度 交通の便 総合満足度
★☆ ★★☆ ★★☆ ★☆ ★★★☆
見学しやすい大きさの園内で、ハナショウブやハスの見ごたえ十分。花の最盛期に訪れれば失望することはないでしょう。特に最盛期のハナショウブは見事です。ただ、開花最盛期からズレると、そのほかの花が少ないだけにガッカリすることもあるので、その年の開花状況を公式HPやSNSなどでよく確認しましょう。
水路が縦横に流れ水郷の雰囲気が再現されています。園内を巡れる船も含め、他のハナショウブの名所とは異なる個性があります。しかし、樹木などが大きかったリニューアル以前に比べると、全体的にあっさりし過ぎている印象があるのはやや残念。
園内には軽食も頼めるカフェや売店がありますが、あやめ祭りの際には出店も出ます。
あやめ祭り期間中はとても混雑するので朝早めの到着を。特に土日の混雑はかなりのものです。祭りの期間中は早朝や夕方(要確認)にも開園しているので利用しましょう。はす祭りの方も早朝(HPで要確認)に開園します。
交通の便は、駅から本数が少ない循環バスで、そのバスも平日のみの運行になっています。ただ、ハナショウブの開花最盛期はそこそこの頻度でシャトルバスが出ており、実際はそれほど悪くありません。
注目の花
初夏:フジ
初夏〜秋:スイレン
梅雨:ハナショウブ
夏:ハス

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