庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

※2022年4月1日から大規模改修するために休館中。
詳しくは公式ホームページを参照ください。

下記報道にもあるように、先行オープンした前庭の大部分がドッグランとなっているようです…。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20231214/1080022393.html
千葉市が花を増やすように改善を求めているとのことなので、今後の推移を見守りたいと思います。

千葉市花の美術館

エントランスからすぐの吹き抜けは季節の展示がおこなわれます。普通の美術館に置き換えるといわば企画展示室で、数カ月交代で展示植物が変わります。屋内のため風雨にさらされないので花のひとつひとつがとても綺麗です。展示の印象は切花や生け花のそれに近いかもしれません

アトリウムの横にある中庭。ナチュラルガーデンということですが、散策路や川に見立てた砂部分が広すぎて、ちょっと人工的な雰囲気。宿根草と季節の花が綺麗に植えられています

温室ドームは円柱の形をしておりメインの展示といってもよいと思います。天井が高く、大きな滝を中心にして立体的な構成になっています。考え方はおもしろいのですが、水の流れなどにもっと遊び心がほしかった気もします

観葉植物だけでなく花もよく咲いています。写真左はヒスイカズラ、右はオオベニゴウカン。他にも季節により珍しい花がいくつか見られます

屋上庭園は残念ながら広さが中途半端な気がしますが、寄せ植え等の管理は行き届いています

２Fには貸出の展示室があります。頻繁に利用されているようで好評のようです。
園芸書がたくさんある図書室もあります

貸出室側のコニファーガーデンから前庭を望むことができます。季節ごとに様々なテーマの花模様を見ることができます。館内の紹介はここまで、次は外のガーデンを紹介します

---

ここからはふたたび美術館の外へ。美術館正面の向かって左の通路から先はボーダーガーデンになっています。宿根草やハーブの咲く時期（５〜７月）は特に美しいです

ボーダーガーデンを歩いていくと奥にはバラ園があります。芝生の広々とした場所があって、バラ以外の花もたくさん咲いています。広々としていて休憩にも向いています

美術館手前の右側にも少しだけ花壇があり、意外と多くの花が咲いています。たまに屋外展示会をやっているときもあります

併設でレストランがあります。中庭の景色を見ながら食事や喫茶が楽しめます。しっかりした食事以外にケーキセットなどもあります

シーズンになると開園時間が延長されライトアップが行われます。開催期間は限られるので公式HPなどでよく確認しましょう

花の美術館がある稲毛海浜公園は他にも様々な施設があります。写真以外にもヨットハーバー、大きな芝生広場などがあり併せて散歩してみるのもよいでしょう

日本で初めて作られた人工の浜。広々としていて夏は海水浴も楽しめます。
初夏に咲くハマヒルガオにも注目です

※2022年4月1日から大規模改修するために休館中。
詳しくは公式ホームページを参照ください

場所	千葉県千葉市美浜区高浜　稲毛海浜公園内
交通	電車： JR総武線「稲毛」駅からバス「花の美術館」下車すぐ JR京葉線「稲毛海岸」駅からバス「海浜公園入口」下車5分 車： 東関東自動車道「習志野IC」から15分 駐車場あり（有料） ※夏はプールや海が目的の人が多いため駐車場が大変混雑します
入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照
ＵＲＬ	https://sunsetbeachpark.jp/facilities/flower.html http://sanyo-museum.doorblog.jp/（公式ブログ）

My impression
マニア度	娯楽度	混雑度	交通の便	総合満足度
★★☆	★★☆	★★	★★☆	★★★★
「美術館」というコンセプトをどう生かすか苦心しているようですが、難解で学術的な説明に走らない展示は好感が持てます。館内は見せる展示が中心で、植物に深い興味のない人でも楽しめると思います。 開設当初は貧弱だった前庭や後庭は、バラや宿根草が育って見所が多くなりました。館内はイベントによるので公式HP等で確認を。 管理状態は良好です。特に館内は定期的に終わった花を摘んでくれていて綺麗な状態で展示が見られます。 施設自体は30分〜1時間程度で見回ることができますが、屋外のガーデン部分も含めて周囲は大きな公園や砂浜があり半日は遊べると思います。 休日はやや混みますが、イベントがなければ煩わしいほどではないでしょう。 交通の便は、駅から歩くと遠い距離ですが、最寄り駅から頻繁にバスが出ており悪くありません。駐車場は広く車でのアクセスも良好。ただ、海浜プール開催時は駐車場が混雑するうえに駐車料金も高くなります。また、幕張メッセのイベント時に周辺道路が大渋滞になることがあるので事前にリサーチすることをお勧めします。
注目の花：イベントにより変化、バラ、宿根草、一年草