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庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

小石川後楽園






小石川後楽園は東京都文京区にある特別史跡・特別名勝の大名庭園。水戸黄門こと水戸光圀が完成させた回遊式築山泉水庭園で、彼ならではの中国・儒教的趣味や、水田などを取り入れた個性的な日本庭園になっています

地図(クリックすると拡大します)


入り口は飯田橋駅や後楽園駅から近い西門と、水道橋駅から近い東門の2か所。
ここでは西門から入って、中央にある大きな池(大泉水)を中心に時計回りで紹介します

西門と、西門の売札所付近


実質的な正門といえる立派な西門と西門の売札所。JR飯田橋駅から陸橋を渡ってくるのがわかりやすいルートですが、大江戸線の後楽園駅からも近いです

シダレザクラその1


入口から入るとまず見えてくるのが小さめのシダレザクラ。見ごろは3月下旬ごろでソメイヨシノよりもやや早いです

築山(小慮山)と、蓮池


入ってすぐの広場からは綺麗に刈り込まれた笹で覆われた築山が目立ちます。周囲の樹木の葉が落ちる冬の方が、築山の盛り上がり具合がよく分かります。手前の池にはハスの花が見られます

シダレザクラその2と、涵徳亭の紅葉


順路どおり進むと見えてくるのがもう一つのシダレザクラ。こちらの方が立派です。見ごろはほぼ同時期になります。
向かいには有料の集会場になっている涵徳亭。秋には紅葉で建物周辺が彩られます

通天橋と沢渡り


朱塗りの橋の通天橋。晩秋は周囲の紅葉が綺麗です。紅葉は日当たりのよい外側から始まり、橋の周囲にあたる奥側が紅葉するのはシーズン終盤になります。橋からは大堰川に配置された飛び石と渡月橋が見下ろせます

築山(小慮山)から眺める景色


通天橋の裏手から築山(小慮山)には登ることができます。日本庭園と東京ドームやビルが見える不思議な景色です

大泉水と蓬莱島


庭園の中央に広がる大きな池(大泉水)。池の中心には蓬莱島が浮かびます。琵琶湖の景色を見立てて造られたとのことです

松原と丸八屋


丸八屋という小屋のある広場。明るく広々としているので休憩するのによい所です

稲田と藤棚、花菖蒲田


日本庭園の中に田んぼとは変わっていますが、水戸光圀ならではの趣向だそうです。
周囲には初夏にフジやハナショウブ、秋にヒガンバナやハギが咲きます

梅林


光圀の好んだ梅がまとめて植えられています。花の少ない早春に見頃を向かえます

円月橋


水面に映る姿を月に例えているそうです。この橋は江戸時代の庭園築造当時の姿をとどめています。現在は渡ることが出来ません

神田上水跡付近


春にはフジ、秋にはヒガンバナが咲く自然風な庭園部分。藤棚や八橋などがあり雰囲気のよい所です。
ここからいったん松原に戻り、大泉水に沿って内庭方面に向かいます

内庭


東側の奥まったところにある内庭。復元された唐門がポイントです。東京ドームを借景にした小石川庭園ならではの景色を楽しめます。夏はハスやスイレン、秋は紅葉、冬は雪吊りが見られます

東門


内庭の奥にある東門。水道橋駅から徒歩約5分という良アクセスですが、やや裏門感があります。行きは西門から入って、帰りに東門を利用するというのも良いと思います

東祠堂(とうしどう)


池の南側にある見晴。内庭の景色が見渡せます

木曾川付近の道


木曽川に見立てた川の流れに沿って、鬱蒼とした樹林を歩きます。
シダレザクラや池などに目がいきがちですが、木曾川付近の道の延段のほか、各所の石畳も味があります。日本庭園らしい様々な造作にも注目したいです

紅葉林の広場


モミジなどが植えられた広場。ベンチでゆっくり休めるようになっています。
大泉水を挟んで、徳大寺石と蓬莱島が見渡せます

鳥もよく見られます


東京の中心部にありながら鳥もよく飛んできているようです。
水の浄化が進んだことや、流水が多いせいかカワセミの姿も見られます

場所 東京都文京区後楽
交通 ■公共交通機関
JR総武線「飯田橋」駅東口より徒歩8分(西門)
JR総武線「水道橋」駅西口より徒歩5分(東門)
都営地下鉄大江戸線「飯田橋」駅より徒歩2分(西門)
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅より徒歩8分(西門)
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」駅より徒歩8分(西門)
※駐車場はありません
入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照
URL https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
My impression
マニア度 娯楽度 混雑度 交通の便 総合満足度
★☆ ★★☆ ★★★ ★★★★
園の南側は典型的な回遊式泉水庭園風ですが、北側には小川や田んぼなど変わった趣向があり面白いです。全体的に都内にある他の庭園(浜離宮や六義園など)に比べ暗めな場所の割合が多く、その分日本庭園らしい落ち着いた雰囲気になっています。
シダレサクラはもちろん、各季節ごとに花がそこそこの規模で見られるのも良いところです。
大きさはやや広めで、歩き回るには調度よい大きさ。1時間程度はみておくとよいでしょう。
管理状態は良好、管理者の印象も良好です。
交通の便は、飯田橋や水道橋駅から歩いていけるので非常によいです。一方で、専用駐車場はなく、車で行くような場所ではありません。
周辺は東京ドームなどが建つにぎやかな立地。歓声や車の音が多少聞こえてきますが、気になるほどではありません。
暗めの場所では夏〜秋に蚊が多いので注意。虫除けを持参するとよいでしょう。
注目の花(色付き文字は特におすすめ)
早春:ウメ
春:シダレザクラ
初夏:ツツジ、フジ、ハナショウブ、新緑
夏:スイレン、ハス
初秋:ヒガンバナ
晩秋:紅葉

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