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庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

偕楽園






水戸藩九代目藩主の徳川斉昭が創設した日本三公園のひとつの偕楽園。梅の名所として知られています。実際、ウメの木がとても多く、大きな梅林もあります。限られた人が楽しんでいた日本庭園とは異なり、創設当時から庶民にも開かれた日本の近代公園の先駆けといえる存在です

園内の地図(クリックすると大きくなります)


園内の三分の一近くを占める東西梅林と見晴らしのよい好文亭が見所です。
また、ウメに限って言えば、偕楽園から線路を挟んで南側にある偕楽園公園の梅林も十分楽しめるようになっています

臨時駅のホームから降りたところ


梅まつりの期間に臨時停車する偕楽園駅。一部の特急も止まります。3月の満開時には駐車場や周辺道路が大渋滞になるので、時期によっては電車で来るほうがよいと思います。
梅まつり以外の時期は水戸駅から頻繁に出ているバスを利用します

常盤神社


偕楽園のすぐ隣にある常盤神社。参道には出店もたくさん出ます。バスや駅からだと、ここが偕楽園の表玄関ともいえる印象です(実際の表門は下記にあります)。
立派な社殿があり、余裕があれば参拝していくとよいでしょう

東門


常盤神社への階段を上り、境内から西へ歩むと東門があります。バス組も電車組も迂回しない限りは、表門ではなくここから入ることになると思います

東西梅林


「本来の表門と違うところから入るのはどうも…」という人は園内で軌道修正しましょう。
東西梅林は東門から入って右手に広がる梅園です。やや小ぶりなウメが多いですがたくさん植えられています。園内の地図で見てもボリュームがあることが分かると思います。この梅林を見ながら西北側にある表門に向かいます

好文亭表門


こちらが本来の正門です。松材を使った黒塗りの重厚な造りで黒門とも呼ばれています

一の木戸、孟宗竹林と大杉林


表門から斉昭公が意図した「陰と陽の世界」を巡りましょう(地図にある矢印のルート)。
一の木戸を通り、まずは「陰」の世界が広がる竹林や杉林を歩きます

吐玉泉(とぎょくせん)


散策路の途中で崖下側に下りると吐玉泉があります。作り物のような石は茨城産の大理石で寒水石ともいわれています。確かにブルーアイスのような寒々とした石です

中門付近


クマザサが茂るを歩き、中門をくぐります。この辺りまでが「陰」の世界になります。
この「陰」の雰囲気を混雑するウメ最盛期に味わうことは難しいので、閑散期に改めて訪れてみるのも良いと思います

好文亭料金所・好文亭玄関付近


中門をくぐると右手には好文亭料金所があり、入場料を払って中に進みます。ウメの開花最盛期は混雑して行列ができるので、朝一で来たらまずここに向かうというのもひとつの手です

好文亭(こうぶんてい)


園内の「陽」の部分表すかのように開放的な雰囲気の好文亭。昔の建物なので階段が急だったり、扉が低かったりしますが、床の段差にはバリアフリーがしてあったり、階段前には案内の人がいたりと配慮もよいです。
ちなみに、斉昭時代の建物は空襲で全焼し、現在の建物は復元されたものです

好文亭三階からの展望


好文亭は三階建てで、内部の造作と展望を楽しめます。東西梅林方面の見通しはそこそこですが、代わりに南側が大きく開けて千波湖や偕楽園公園が見下ろせます

左近の桜(※現在はありません)


好文亭と見晴広場の間にあった大きな桜。
台風の被害にあい倒木し、現在は跡として残っているだけです

キリシマツツジ


好文亭の前にはキリシマツツジが咲き、初夏の開花最盛期には株を覆うほどになって見事です

見晴広場


見晴広場は広い芝生の庭で開放感があります。イベントが行われることも多いです。
こういった場所があると混雑時の余裕につながります

仙奕台(せんえきだい)


仙奕台は見晴広場の南にある展望台の名称。
昔はここで眺めを楽しみながら将棋や囲碁を打っていたそうです。優雅な話ですね

南門側の料金所と、梅桜橋(ばいおうばし)


桜山駐車場に車を止めた場合などは、梅桜橋を渡って南側から入ることになります。
また、偕楽園公園に向かう場合、梅桜橋を渡るか、東門付近にある偕楽橋を渡ります

偕楽園公園


田鶴鳴(たづなき)梅林や猩々(しょうじょう)梅林、窈窕(ようちょう)梅林の3つの梅林や、広場、池などがある偕楽園公園。広々として休憩に最適です。また、梅林として十分なボリュームがあるので、時間と体力に余裕があれば巡ってみるとよいでしょう

ウメの開花情報は確認しましょう


早咲き〜遅咲きまであり、一番多いのは中咲き。
園内の開花の様子は公式HPやSNSで随時情報発信しています

場所 茨城県水戸市常盤町
交通 ■公共交通機関
JR常磐線「偕楽園」駅から徒歩約3分(臨時)。
JR常磐線「水戸」駅からバス約20分、「偕楽園入口」「偕楽園前」「偕楽園」などから徒歩約2〜10分。
■車
常磐自動車道「水戸IC」より約20分
入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照
URL https://ibaraki-kairakuen.jp/
My impression
マニア度 娯楽度 混雑度 交通の便 総合満足度
★★☆ ★★★ ★★★ ★★★
○○の花の名所と言われる庭園でも実際に行くと規模が小さかったりするものですが、偕楽園はウメの名所として名に偽り無しといえる、まさにウメの庭園。初めてならばウメの最盛期に行くことをお勧めします(ただし混雑も酷いですが)。ウメ以外の花は初夏のキリシマツツジや、秋のハギなどもボリュームがあります。
おおらかな公園的な雰囲気が魅力なので、そのあたりを誤解しないようにしましょう。しっとりした繊細な日本庭園を期待しているとギャップが大きいです。
ガイドには表門から回るのがおすすめと書かれていますが、実際の交通機関の入口は東門や、桜山P経由の南門側になりがち。まずは東西梅林のウメを愛でつつ、表門まで歩くとおすすめコースに入れます。また、ウメの最盛期は混雑する好文亭を朝早く先に見るというのも良いと思います(ただし9:00受付開始なので注意)。
ウメ最盛期(例年3月上旬〜下旬。年によって変化)の混雑はさすがというべきか…お祭り気分で行く、というのが正解かもしれません。ゆっくり鑑賞したいのであれば平日の朝ぐらいでないと厳しいです。
管理状態は良好、管理者の印象も良好です。
公共交通機関利用の場合、梅まつりの期間のみ臨時駅である偕楽園駅から歩いてこられます。また、水戸駅からのバスの便もたくさんあります。
車の場合、ウメの最盛期は朝早くから駐車場や周辺道路は混雑しがちなので余裕を持って行きましょう。その他の季節は問題ありません。
注目の花(色付き文字は特におすすめ)
早春〜春:ウメ
春:サクラ
初夏:キリシマツツジ
秋:ハギ
晩秋:紅葉

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