入場者数が低迷していた山梨県立フラワーセンターから改称、民間委託し「アルプスの少女ハイジ」をモチーフにした施設になった経緯から、テーマパークとはいえ花の見所が多いです。特にチューリップとバラはかなりの量感。他にも季節の花が見られます
主要駐車場やバス停側の入口。ヨーロッパ風の建物がお出迎え。階段下が受付になっています
テーマガーデンや施設が点在するフラワーパーク的な園内。それほど広くはありませんが、各テーマガーデン間は余裕があります。また、山のすそ野にあるため眺めが良いのも特徴です
受付を抜けた先は中庭になっていて西洋風の建物が周りをぐるりと囲んでいます。レストランやショップ、チャペルなどがあります
天気が良ければ最初に上りたい展望塔。山側の天気は変わりやすいからです。優美にすそ野を広げた八ヶ岳や、大きな山容を見せる南アルプス、運が良ければ富士山も望むことができます
中庭を出ると眺めの良い広場になってロードトレイン乗り場があります。ロードトレインは別料金で園内を一周できます(途中の駅で下車も可能)。もちろん歩いても回れます。ここから反時計回りで園内を紹介します
円形の星屑のステージがあり、眺めが良い日は壮観な景色。演奏会などのイベントが行われることもあります。手前の段々になったパノラマ花壇には各季節、色々な花が植えられていますが特に春のチューリップが美しいです
冬季の観賞用なのか、あまり力が入ってないような花の温室。もしかしたらフラワーセンター時代の名残なのかもしれません
池や水の流れのある付近は花は多くありませんが、自然風の景色が楽しめます
ハイジの村に改称後、10周年を記念して造られたエリア。落葉樹と宿根草が植えられたナチュラルガーデンになっています
ハイジのアニメを見た方は分かると思いますが、イメージとはちょっと異なる場所に建てられた山小屋。雰囲気は悪くないのですが場所が場所だけにあまり目立ちません。周囲は美しい落葉樹の森になっています
アルムの山小屋のそばの道路側の斜面にはシバザクラが植えられています。
対面に見えるのは温浴施設などが入るクララ館。ハイジの村とクララ館は時期によってはトンネルで通り抜けできますが、通常は一度、園から出る必要があります
斜面になったバラ園。バラの量感は十分で、振り返るとバラの回廊と遠くの山々が望めます
園のメインガーデンとも言えるバラの回廊。長さ230mは日本一だそうです。一気に満開ということはありませんが、その分、早咲きから遅咲きまで長い間楽しめます
奥側の斜面にもチューリップが植えられています
眺めがよく、開けた場所も多いので開放感があります。ハイジの村がある明野町は晴天の多い地域として知られていますが、それならやはり天気の良い日を選んで出かけたいところです
場所 | 山梨県北杜市明野町浅尾 |
交通 | 電車: JR中央線「韮崎」駅からバスで約30分 ※季節運行、要確認 車: 中央自動車道「韮崎IC」より約15分 中央自動車道「須玉IC」より約10分 駐車代無料 |
入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照 | |
URL | http://www.haiji-no-mura.com/ |
My impression | ||||
マニア度 | 娯楽度 | 混雑度 | 交通の便 | 総合満足度 |
★☆ | ★★☆ | ★★☆ | ★★ | ★★★☆ |
「アルプスの少女ハイジ」にちなんだテーマパークですが、実際はフラワーパークといっても良いと思います。花が多い春から初夏なら花を目当てに行っても問題ありません。ただ、花の少ない夏季から冬季はテーマパークの印象がより濃くなります。 デザインされたガーデン部分も多少ありますが、フラワーパーク的な花の絨毯といったエリアが多いです。特にチューリップとバラの量感は大きな見所。また、隣接するクララ館(旧明野ふるさと太陽館)にもヒマワリやナノハナなどが植栽されます。 園全体が斜面になっているため眺めが良いのが大きな長所。その分天候によって大きく印象が変わります。できれば晴れの日を狙って訪れたいところ。 管理状態は良好です。 チューリップやバラの咲く時期はやや混雑します。 交通の便は駅から遠く良くありませんが、春から秋は路線バスの便がそれなりの本数であります。ただ、この路線バスは瑞牆山の登山口に向かう小型のバスなので登山シーズンは混みやすくなります。 |
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注目の花: 春:チューリップ、シバザクラ、ナノハナ 初夏:バラ 初夏〜梅雨:宿根草 夏:ヒマワリ 冬以外:各種草花 |