熱帯ドリームセンターでハネフクベ(ヒョウタンカズラ)の果実を観賞しました。
その際の記録と感想です。訪問時期は2024年1月になります。
熱帯ドリームセンターは沖縄県国頭郡本部町の海洋博公園内にあるフラワーパーク。海洋博公園は一般的には美ら海水族館のある公園といった方が伝わるかもしれません。
ハネフクベが植えられているのは、熱帯ドリームセンター内にある果樹温室です。
熱帯ドリームセンターの果樹温室に何かがぶら下がっています。
あれは何だろう?
ハネフクベ(ヒョウタンカズラ)の果実でした!
初めて見ましたが、なんとも変わった果実です。大きなベルみたい。
観察しやすい高さで結実するのは今回が初とのことで、興味深く観賞させてもらいました。
直径約20センチ、サッカーボール大という丸い果実が目を引きますが、より変わっているのは果実の中にある種子になります。矢印の先に種子が並んでいる様子が分かるかと思います。
説明看板の引用となりすいません。残念ながら、落ちた種子の実物が見れなかったので…。
中央に黄色のタネがある白い三日月形のものがハネフクベの種子になります。
種子には約15センチという世界最大のブーメラン状の羽がついており、種子が落ちるときに風に舞って飛ばされて四方にタネが拡散されるとのことです。
風に舞って飛ぶ様子から、グライダーの構想を得て研究を行い、実際にグライダーを開発できたとのことです。さらにその後は飛行機の開発や完成にまで進化したそうで、人類の発展に人知れず寄与していたのですね。
果実自体も非常に興味深いものでしたが、次に機会があれば実物の種子をぜひ見てみたいです。
沖縄は遠いので何度も訪れるのは難しいですが…。
あと、熱帯ドリームセンターが那覇空港から結構距離があるのもネックなんですよね〜。
そんな珍しい果樹を上手に管理公開している熱帯ドリームセンターの紹介は下記からどうぞ。
熱帯ドリームセンター