2023年12月8日(金曜日)に小石川植物園にショクダイオオコンニャクの花を見に行きました。
その時の記録と感想です。
ショクダイオオコンニャクが開花しました!!#小石川植物園 pic.twitter.com/3hcM0JFcrb
— 【公式】東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園) (@bg_utokyo) December 7, 2023
公式SNSで開花間際の様子を連日伝えてくれていました。なかなか開花せず背丈が伸びる一方だったのですが、ついに12月7日に開花したとの報告が!
次の日に急遽休みにして小石川植物園に駆けつけました。
小石川植物園の入口からすぐは坂道になっていますが、そこには行列を整理するためのロードコーンがすでに置かれていました。これは土日の混雑に対処するためだったのですが、私が行ったのは金曜日の平日だったためまったく並んでいませんでした。
その時は「ちょっと大げさだなー」と思ったのですが…。
ロードコーンに導かれるように歩くと、温室と人の行列が。あそこにショクダイオオコンニャクの花があるに違いない。それにしても青空と紅葉が綺麗だな〜。
小石川植物園は正式名称「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。そう、あの東京大学の関連施設なのです。展示内容は硬派で古き良き植物園の雰囲気を感じさせてくれます。
そのためというわけではないですが、観賞の前にまずはお勉強。ショクダイオオコンニャクの生活環を記した、分かりやすいボードが置かれていました。
ふむふむ…大きな葉が1枚の複葉というのがまず凄いですね。この葉を数年出して花をつくる栄養を蓄えてから開花すると。だから貴重なのですね。
写真を使った、要点だけをシンプルに伝える分かりやすいボード構成にも感心。
おおー!公式SNSで2m越えとは聞いていたのですが凄い迫力。そして実際みると現実感が薄いというか造花のような異質感がありますね。映画に出てくる別世界の花のような。
特徴の臭い匂いはあまり感じませんでした。職員さん曰く温室のドアが開放されているためとのことでしたが、開花してすぐが一番匂いが強いとのことで時間が経っていたのもあるかもしれません。
そしてさりげなく隣にはショクダイオオコンニャクの葉が。ボードにある一枚の複葉です。
あの一枚の葉で光合成をしつつ、数年間栄養をたくわえ開花にいたると…。
花だけでなく、葉の実物を見せる展示の仕方もナイス!
画像が荒くてすいません。この日は望遠レンズを持って行かなかったので…。
実際に花にたかる虫を観察できました。ハエかな?
この日は見たときの背丈は213.5センチだったようです。多分ですが、今まで私が見たショクダイオオコンニャクの花の中で一番大きいはず!
それだけ球茎(きゅうけい)に栄養をため込んでいたのだから、小石川植物園の栽培管理が上手だったということでしょうか?!
ショクダイオオコンニャク特別公開は本日で終了とさせていただきます。たくさんの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。明日は通常通り休園日とさせていただきますのでご注意ください。開花記録はホームページで公開中です。
— 【公式】東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園) (@bg_utokyo) December 10, 2023
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SNSを見ていたら土日は凄い見学の行列だった模様。ロードコーンもしっかり役に立っていました。
ただ、花はというと8日に見た時より萎んでいるようにみえます。通常は2〜3日持つらしいのですが、今回は花の大きさといい、ちょっと普段とは違ったのかもですね。
貴重な経験になりました!
そんな珍しい花を上手に管理公開している小石川植物園の紹介は下記からどうぞ。
小石川植物園訪問記