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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ピレア

カディエレイカディエレイの花
カディエレイ

ムーンバレーヌンムラリフォリア
「ムーンバレー」と、ヌンムラリフォリア

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ピレアのデータ

葉色:赤オレンジライムグリーン緑斑入り
学名:Pilea
科名:イラクサ科
分類:多年草(常緑)
原産地:世界各地
大きさ:背丈15〜30cm、横幅15〜40cm
主な見所:葉(周年)

ピレアの特徴

いくつか種類が出回っています。いずれも凹凸のある葉の表面が特徴です。
カディエレイは緑と白い斑入りで硬質な印象。葉縁の鋸歯が目立ちます。ピレアの仲間では一番ポピュラーで、改良品種もいくつか出回っています。園芸品種のムーンバレーはふさふさしたようにみえる不思議な見た目で、赤紫色の模様も特徴。インパクトがある姿です。ヌンムラリフォリアは葉が黄緑色で、やや横に広がります。
性質はいずれも丈夫ですが、カディエレイは特に丈夫で寒さにも比較的強いです。

  • 難易度: 丈夫です。
  • 日照量: 半日陰を好みます。日陰でも育ちますが徒長します。
  • 水分量: 湿気の多い環境を好みます。
  • 耐寒性: 室内に取り込んで5℃以上を保ちます。

ピレアの育て方

性質は丈夫で、条件を整えてあげれば特に問題なく育ちます。
半日陰の湿った場所を好みます。暗すぎる場所では徒長しやすいです。なるべく明るい場所で育ててあげたいです。日照不足など、栽培条件が悪いと下葉を落としやすいので目安になります。

  • 管理:エアコンを使う室内等の乾燥した環境なら、霧吹きなどで湿度を保ちます。
    間延びする前に適度に摘心しますが、伸びすぎて下葉がなくなった場合は全体を切り戻してから植え替えて新芽が出るのを待つか、挿し木で更新します。
  • 肥料:初夏に緩効性肥料を少量与えれば十分です。
  • 冬越し:室内で保護して、乾かしぎみに管理します。
  • 病害虫:目立った被害はありません。

ピレアのアレンジ

小〜中鉢に単独で植えるのが普通ですが、株が小さいうちは寄せ植えにも使いやすいです。
カディエレイと、あとの2種は雰囲気がかなり違います。カディエレイは様々な場所で合わせられ、室内のミニ鉢にもよく合います。「ムーンバレー」はエキゾチックな演出に向きます。ヌンムラリフォリアは寄せ植えにも使えるクセの少ない姿ですが観葉植物ぽさは薄れます。

ピレアの主な品種

主にカディエレイとその改良品種が出回っています。ムーンバレーとヌンムラリフォリアもたまに出回ります。その他の種を店頭で見かける機会は多くありません。

ピレア・カディエレイ
カディエレイP. cadierei
ピレアの代表的な種。条件が良ければ節が詰まってこんもりした姿になります。

ミニマ
ミニマ
カディエレイの代表的な園芸品種。節も短く、葉も小型です。


ムーンバレー
ムーンバレー
園芸品種。凹凸のある葉が特徴で、葉色は環境によって多少変化します。
元親はP. involucrataとされることが多いですが、詳細は不明。


ヌンムラリフォリア
ヌンムラリフォリアP. nummulariifolia
ミントのような印象で、黄緑色の葉色が特徴。
カディエレイやムーンバレーに比べ派手さはなく、クセの少ない姿をしています。

シルバーツリー
ヌンムラリフォリアの改良品種。濃緑色の地に銀白色の斑入り。

ピレアの個人的な印象

オススメ度:★★★★
扱いやすい小型観葉植物。やや成長が早いですが気になるほどではありません。
なるべく明るい場所に置いてあげないと、徒長して観賞価値が低くなります。

コメント

  • 挿し木で簡単に増やせます。適期は初夏から夏の間です。

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