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庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

庭園・ガーデン・植物園・花の名所の訪問記

白鳥庭園

愛知県名古屋市にある東海地方最大級の日本庭園。中部地方にある御嶽山や木曽川、伊勢湾などをモチーフに、源流から大海までの「水の物語」をテーマにした池泉回遊式庭園です。平成3年に開園した比較的新しい庭園で、配置や建物のデザインなどに伝統的な日本庭園にはない要素が多く見られます。

園内の地図(クリックすると拡大します)


池や水の流れ、築山、茶室などがあり変化に富んだ庭園になっています。順路は特にありませんが、今回は正門から築山に上り、下りながら清羽亭に戻ってくる白鳥八景を辿るルートで紹介します。

滝の景


築山を御嶽山に、そこからの流れを木曽川に見立てています。高低差があり石組も本格的で激しい渓流のように見えます。周辺にある樹木は深山の雰囲気を出すため針葉樹が多いです。

渓谷の景


傾斜が緩んで美しい流れになり、周囲はモミジを中心とした落葉樹に変わります。
蛇行する水の流れがリアルな雰囲気を醸し出します。

木曽川


流れの下流は水の流れも穏やかになり川幅も大きくなります。周囲はモミジが多く新緑や紅葉が楽しめます。川辺に植えられた植物や川の中の水草も景色に色を添えます。

水郷の景


木曽川の流れは長良川と揖斐川に合流します。中州に植栽された松がリズム感のある風景を作り出しています。特に晩秋から冬の間の雪吊りが並ぶ景色は面白いです。

中の池(海洋の景)


川の流れが池になる付近を海に見立てています。中島とそれにかかる橋がアクセントです。

汐入亭付近(汐入の景)


池の水の量を変化させることで汐の満ち引きを、噴水によって波しぶきを表しています。
汐入亭では気軽に軽食やお土産を求めることができます

常夜灯と広場(宮の渡しの景)


常夜灯や、船着き場をイメージした広場。江戸時代に熱田にあった有名な宿場町、宮の宿を表現しています。対岸に見えるのは長良川や木曽川が湾に注ぐ景色。広々として休憩にもちょうど良いです。

清羽亭(清羽亭の景)



庭園のほぼ中央にある数寄屋造りの建物の清羽亭。建物内に入るのは無料開放日以外は利用料が必要ですが、露地に入ることはいつでも可能です。

出会橋と、園内で見られる鳥


季節によっては鳥の姿もよく見られます。海が近いためか海鳥が多いです。

施設の概要

場所
愛知県名古屋市熱田区西町2-5

交通手段
■公共交通機関
地下鉄名城線「神宮西」駅より徒歩10分
金山駅からバスの便もあり。
■車
名古屋高速4号東海線「六番南IC」および「六番北IC」より約10分
※駐車場あり(有料)

入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照
URL:http://www.shirotori-garden.jp/

My impression

庭園デザイン★★★★
「水の物語」をテーマとしただけあり、池だけでなく滝や渓流などを取り入れた変化の多い庭園。また、歴史は浅いですが、その分新しいデザインを取り込んでいるため個性的な日本庭園になっています。

植物充実度★★★
これという花はないものの様々な花や樹木がバランスよく見られます。植物の管理状態は良好です。

娯楽度★★
庭園は静かに散策するのに向いています。汐入亭はお洒落なカフェになっています。秋から冬は水鳥が多く見られるので、それらの観賞を目当てにするのもよいでしょう。

混雑度★★★
園内はやや広く通常はそれほど混雑感はありませんが、イベント時や晩秋の紅葉最盛期はやや混雑します。

交通の便★★★★
公共交通機関利用の場合、駅から少し歩くものの交通の便は良いです。公式の発表にはありませんが、JRの熱田駅や名鉄の神宮前駅から歩くことも可能です。
車の場合、通常時はそれほど問題ありませんが、紅葉最盛期などは混雑して駐車場が満車になることも多いです。

総合満足度★★★★
東海地方の中では個人的に一番お勧めの日本庭園。程よいボリュームに、変化のある庭園デザインと、季節ごとに変わる景色など楽しめる要素が多いです。また、伝統にとらわれない現代風の庭園デザインは個人的に評価が高いです。

遠方から訪れる場合のお勧めの季節
春〜初夏(新緑)
初夏(ツツジ、スイレン)
初秋(ススキ、ハギ)
晩秋(紅葉、雪吊り)

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