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花の名所・ガーデン・植物園訪問記

花の名所・ガーデン・植物園訪問記

三島周辺(楽寿園・源兵衛川・三島梅花藻の里・隆泉苑・柿田川公園)





静岡県三島市は、富士山の湧水が市内各地で見られるせせらぎの街です。ここでは、三島市観光協会の観光マップに掲載されている定番経路「街中がせせらぎ」コースを中心に、三島駅からバスで行ける柿田川公園も併せて紹介します

楽寿園

楽寿園入口


三島駅南口から歩いてすぐのところに入口(駅前入園口)があります。駅すぐそばに見所があるのは大きな利点といえるでしょう。他の出入口として正門と、出口専用の南出口があります

園内の地図(クリックすると拡大します)


地図を見ると典型的な池泉回遊式庭園にみえますが、実際には湧水によるせせらぎや周囲の自然林、溶岩層とその上に生える樹木やコケなど、独特な景観が見られます。また紅葉の美しさもポイントです

小浜の森


入口すぐの小浜の森では、さっそく溶岩層に生える樹木やコケを観賞することができます。常盤の森やさぎの森などでも同じような雰囲気の景観が見られます

お休み処と、すずめヶ池


無料休憩所のお休み処では軽食の販売をしています。名物の三島コロッケなど気軽に頼めるメニューもあります。園内はちょっとしたところに湧水の流れや池があり、その水が綺麗なのも魅力的です

小浜池



湧水によって日々水位が変化する大きな池。近年は湧水量の減少により渇水状態になることが多いですが、何年かに一度は満水状態になることもあります。池の現在の水位については公式HPで確認できます。池には島があり橋で渡れますが、橋の幅が細く高度感もあるので慎重に歩きましょう

せりの瀬、中の瀬、はやの瀬


小浜池に湧き水を湛えるためにつくられた「小松の提」を隔てて瀬があり、水の流れを緩やかにするために畦で3つに区切られています。畦の上を周遊しながら清らかな流れを観賞できます。こちらも湧水量によって水位が変化し、渇水時にはほとんど水が流れていないこともあります

楽寿館


池のほとりに建つ数寄屋造りの建物。館内は自由に見学できず、ガイド付きのツアーに参加する必要があります。ツアーは途中で抜けられず写真撮影も不可ですが、建物の造作や装飾絵画、建物から眺める池の景色などが観賞できます。予約不要なので一度は参加してみることをお勧めします

菊まつり


楽寿園は花的な見どころが少ないですが、秋に開かれる菊まつりの時期は華やかになります

源兵衛川とその周辺

楽寿園南出口と、源兵衛川上流付近


出口専用の南出口を抜け、標識に従って源兵衛川に入ります。川に飛び石などを配置してあり、水に近い位置で歩けるよう工夫されています。水量が多い時期は、靴を脱がないと濡れてしまうような場所もありますが、水遊びもできる綺麗な清流なので心配無用です

時の鐘付近


しばらく歩くと一旦川を離れ、三島広小路駅周辺の賑わう場所に出ます。この辺りは名物のうなぎ屋などがあるので食事をするのも良いでしょう。時の鐘がある三ッ石公園で再び川に戻ります。この先は観光客や川遊びする人も減ってのんびり歩けます。橋をくぐるときは頭上に注意しましょう

雷井戸


途中で源兵衛川を離れ、雷井戸に寄り道してみます。住宅街の路地の奥という、このコースで一番わかりにくい場所にあるので地図をよく確認しましょう。井戸から流れる清らかな水と、そこに育つミシマバイカモを観賞できます。周辺は閑静な住宅地なのでマナーには気を付けましょう

水の苑緑地


源兵衛川中流にある親水公園。広場もあって休憩できます

水の苑緑地南側にあるミシマバイカモ群生地


水の苑緑地の南側には美しいミシマバイカモの群生地があります。花期は不定期ですが、初夏〜夏頃に花が多く見られます。市民の方が定期的に管理をしているようです

三島梅花藻の里と、隆泉苑(佐野美術館庭園)

三島梅花藻の里


ミシマバイカモの復元・育成するため市民が中心となって整備した施設。ミシマバイカモの花の最盛期は初夏から夏ですが、ここでは年間を通して花を観賞できます

隆泉苑(佐野美術館庭園)



三島梅花藻の里の向かいには佐野美術館と隆泉苑という庭園があります。こじんまりした庭園ながら湧水を生かした水の流れや池、秋の紅葉など見所があります。無料で観賞できますが、佐野美術館の開園時間のみ解放されているので注意。美術館も併せて見学するのもよいでしょう

三島大社ほか

三島田町駅そばのガード下をくぐり、三島大社へ


電車が間近に迫る三島田島駅そばのガード下をくぐり、源頼朝が挙兵に際し再興祈願したことでも知られる、歴史ある三島大社へ。春にはサクラ、秋にはキンモクセイの大木の花も楽しめます

白滝公園と、楽寿園正門


三島大社から、桜川の流れに沿って歩くとたどり着く白滝公園。水の湧き出る様子を観賞できます。向かいには楽寿園の正門があり、楽寿園から逆コースを歩くことも可能です。
「街中がせせらぎ」コースは三島駅に戻って終了です

柿田川公園

柿田川公園入口と芝生広場


三島駅に戻ってもまだ歩き足りない、時間があるという場合は、清水町にある柿田川公園にバスで向かってみるとよいでしょう。富士山の豊富な雪解け水が湧き出す様子と、美しい清流を観賞できます

第一展望台


急な階段を降りると、柿田川の最上流部に当たる湧水が見られる第一展望台に着きます。富士山の雪解け水がこんこんと湧き出る様子を高台から見下ろせます。水との位置がやや遠いので、小さな望遠鏡などがあると便利です

第二展望台


以前は紡績工場の井戸として使われていた湧水。日照条件などによって色が変わり、特に美しいブルーになると綺麗です。こちらも長い下り階段があるので気を付けて歩きましょう

湧水広場と、舟付場


水遊びができる湧水広場。水が冷たいので遊ぶとしたら真夏がよいでしょう
通称「舟付場」と呼ばれる場所では2つの井戸から湧き出る湧水を近くで観賞できます。周辺の水辺の植物や樹木も青々として綺麗です

八ッ橋と、柿田川中流


散策路になっている木製の橋。橋からは湧き水のほか、柿田川中流の清らかな流れを観賞できます。時期によってはミシマバイカモなどの花や、カワセミなどの野鳥も見られます
(柿田川は約1.2キロという非常に短い川なので、公園の南側はもう中流域になります)

場所 静岡県三島市および清水町
交通 電車:
楽寿園:JR東海道線「三島」南口徒歩約3分
柿田川公園:JR東海道線「三島」南口よりバス約20分
車:
楽寿園:東名高速道路「沼津IC」より約20分
駐車場あり(有料)※コースを歩く場合は電車推奨
柿田川公園:東名高速道路「沼津IC」より約20分
駐車台数50台(有料)
入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照
公式URL https://www.city.mishima.shizuoka.jp/rakujyu/index.html(楽寿園)
https://www.city.mishima.shizuoka.jp/kanko_index.html(三島観光情報)
http://www.sanobi.or.jp/(佐野美術館)
http://www.town.shimizu.shizuoka.jp/toshi/toshi00054.html(柿田川公園)
My impression
マニア度 娯楽度 混雑度 交通の便 総合満足度
★★ ★☆ ★★★ ★★★★
「街中がせせらぎ」というコース名にふさわしく、終始美しい川の流れや湧水が楽しめます。楽寿園も溶岩や湧水を生かした独特の魅力がある庭園になっています。離れた位置にある柿田川公園も含め、湧水と清流を目一杯満喫できます
花的な見どころはミシマバイカモに注目。初夏から夏が最盛期ですが、三島梅花藻の里ならほぼ一年中花が見られます。他には紅葉や菊まつりの時期もお勧めです。
コース自体はゆっくり回って2時間程度ですが、楽寿館のツアー、さらには名物のうなぎや三島コロッケを食べたり、佐野美術館を鑑賞したり、柿田川公園まで含めるなら、丸一日は欲しいです。
夏の土日や大型連休中は一部の川の遊び場で混雑しますが、それ以外はどの季節でもそれほど混雑感は強くありません。ただ、三島大社のお祭り期間は外した方が賢明でしょう。
交通の便は、駅からすぐの抜群の立地。このコースの大きな魅力といってもよいでしょう。車でも行けますが、長時間駐車を考えると公共交通機関の利用をお勧めします
注目の花:シダレザクラ、ミシマバイカモ、キク、キンモクセイ、紅葉など

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