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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

トクサ

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トクサのデータ

葉色:
学名:Equisetum hyemale
科名:トクサ科
分類:多年草(常緑)
原産地:日本、北半球各地
大きさ:背丈40〜60cm、横幅50cm以上(ほふく性)
主な見所:葉(周年)

トクサの特徴

和風庭園でよく見かける葉物ですが、その丈夫さから分かるとおり原産地は北半球各地にあります。地下茎を短く広げ、そこから分枝して長い茎を伸ばします。葉は目立ちませんが各節にあります。水湿地でも育つことから水辺に植えられることが多いですが、畑地でも問題なく育ちます

  • 難易度: とても丈夫ですが、広がり過ぎて問題になるケースも
  • 日照量: 半日陰を好みますが、適応範囲が広いです
  • 水分量: ひどい乾燥は苦手です
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです

トクサの育て方

とても丈夫で様々な環境に適応します。葉の美しさを保ちたいなら半日陰に植えます。本来はやや湿った場所が好みで強い乾燥は苦手ですが、それほど気を使わなくても大丈夫です

  • 管理:広がりすぎたら適当に間引きます。事前に板などで根域制限するのもよいでしょう
  • 肥料:普通に育っているなら無理に与える必要はありません
  • 病害虫:ほとんど発生しません

トクサのアレンジ

和風庭園の境栽や根じめ、下草などに合います。特に石に寄せて植えたり、水辺に植えると雰囲気があり自然です。ただ、安易な地植えは控えるべきで、植栽する際はよく考えたうえで行いましょう

その他の写真


このようなタイプの葉物に共通することですが、間に生えた雑草が非常に抜き取りづらいです

トクサの主な品種

トクサの普通種のほかに、矮性の別種であるヒメトクサが出回る程度です

ヒメトクサE. variegatum
かなり小型のトクサ。トクサとは異なり抽水状態は苦手です

トクサの個人的な印象

オススメ度:★
非常に個性的な姿なので、使いどころを考えないと不自然な印象になりやすいです。
よく増えるので地植えしづらいのも難点

コメント

  • シダ植物なので花は咲きません
  • トクサの仲間には雑草として有名なスギナ(スギナの胞子茎がツクシ)があります
  • 硬い茎を煮て乾燥させると、砥石のように研げることから「砥草(トクサ)」と名づいたそうです。現代でも限られた用途に利用されているそうです

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