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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

シャスターデージー

シャスターデージーシャスターデージー

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シャスターデージーのデータ

花色:白
学名:Leucanthemum × Superbum
科名:キク科
分類:多年草(常緑)
原産地:園芸品種
大きさ:背丈50〜100cm、横幅25〜60cm
主な見所:花(5〜6月)

シャスターデージーの特徴

フランスギクとハマギクなどを交雑して作られた園芸品種。中輪のキクの花のような、整った比較的大き目の花を頂部に咲かせます。開花期は一斉に頂部に咲かせ豪華ですが、その分花期がやや短く感じられます。ロゼットの葉はへら型です。株は普段ロゼット型で開花期に長い花柄を伸ばします。丈夫な花で適地なら放任でも毎年花が見れますが、3〜4年で株は劣化して花つきも悪くなります。アブラムシなどキク科によく見られる害虫がつきやすいです。

  • 難易度: 非常に丈夫ですが、害虫がつきやすい。
  • 日照量: 日当たりのよい場所で育てます。
  • 水分量: 適湿を好みます。
  • 耐寒性: 関東地方では問題ありません。

シャスターデージーの育て方

日当たりと水はけの良い場所を好みます。半日陰や少し湿った場所でも育ちますが、花つきや姿が悪くなるのでおすすめできません。一方で、水切れにもやや弱くしおれやすいので、鉢植えの場合は気をつけましょう。数年経って花つきが悪くなったら、挿し芽や株分けで更新します。

  • 管理:花が終わったら2節下で切り戻せば、株が充実していれば2番花があがってきます。
    冬に枯れた葉などを取り除いて株周辺を綺麗にしておきます。
  • 肥料:成長期に緩効性肥料を与え、春に花が上がる頃に液肥を併用します。
  • 病害虫:アブラムシが高確率でつくので事前にオルトラン粒剤などをまいて対策しておきます。他にもイモムシやバッタ等に葉が食べられやすいので観察を。
  • タネから
    シャスターデージーの芽
    発芽率は良好。育苗も楽です。秋まきだと翌々年開花、春まきだと翌年開花なので、ある程度大きくなったら一度ポットに仮植えして、秋に定植します。

シャスターデージーのアレンジ

洋風の庭に合いますが、全体的に野趣のある見た目なので自然風や和風の庭にもよく合います。
背が高くなるのでボーダーガーデンに向いています。やや大きな花ですが形や色にくせがなく、他の花とも合わせやすいです。
豪華で花はよく目立ちますが、開花期が短いので配植は考えておきましょう。

シャスターデージーの主な品種

店頭では見かける量は多くありませんが、変わり咲きや矮性の改良品種が出回ります。

変わり咲きの品種
花弁が細くなる変わり咲きの品種(品種名不明)

オールド・コート
オールド・コート」:変わり咲きの八重咲き品種。花弁が細く長くなります。

スノードリフト」:花弁が細くなる変わり咲きの八重咲き品種。
銀河」:丁子咲きになる変わり咲きの八重咲き品種。

シャスターデージーの個人的な印象

オススメ度:★★★
丈夫で栽培上困ることは少ないですが、アブラムシ等の害虫が付きやすいのはマイナスポイント。
花期が短めで、開花期に急に草丈が伸びるので配植上、少し扱いづらいです。

コメント

  • ヒマワリ同様、一本立ちで育てると大きな花がひとつ咲き、途中で切り戻すと小さな花がいくつか咲きます。

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