本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ナツユキカズラ

戻ります

ナツユキカズラのデータ

花色:白
学名:Fallopia baldschuanica
科名:タデ科
分類:落葉つる性木本
原産地:東アジア
大きさ:背丈300cm以上、横幅200〜*cm以上
主な見所:花(6〜10月)

ナツユキカズラの特徴

つる性で、初夏から秋まで長期間、白い花をまるで雪のように株いっぱいに咲かせます。花の咲き方にクセというかムラがあるようで、季節や年によっては一斉に咲かずパラパラと咲き続けたりします。葉は厚みが薄い緩いハート型、幹はちょっとした場所でも巻きつきますが吸着性はありません。丈夫ですぐ大きくなり短期間の緑化にも向いていますが、その分維持管理が難しいです

  • 難易度: とても丈夫です。丈夫すぎるともいえ初心者向きではありません
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量: 水はけのよい場所を好みますが、広い幅に耐えます
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです

ナツユキカズラの育て方

日当たりと水はけのよい場所に植えます。写真のように株いっぱいに咲かせるには全日の日当たりが欲しいです。とても丈夫で上記の条件以外にはこだわらずよく育ちます。むしろ誘引や剪定などの管理が大変です

  • 管理:機会があったら、そのつど誘引や剪定をします。放任すると収拾がつかなくなります
  • 剪定落葉期・生育期いつでも
    基本的に落葉期に剪定しますが、それだけでは足りないので気になったときにいつでも剪定します。花芽がある初夏はなるべく刈り込まないほうがいいでしょう。伸びすぎたらその年の花つきは犠牲にして、冬に一気に切り戻して更新します
  • 肥料:早春と秋にリン酸分の多い緩効性肥料を控えめに与えます。普通に育っているなら無理に与えなくて構いません
  • 病害虫:病気には強いですが、湿った場所ではウスカワマイマイが発生しやすいので注意

ナツユキカズラのアレンジ

洋風や自然風の庭に合います。つる性の性質を生かして、建物やフェンスなどに絡ませるとよいでしょう。小さなトレリスや樹木などに絡ませると収拾がつかなくなるのですすめません

ナツユキカズラの主な品種

これといった品種はないようです

ナツユキカズラの個人的な印象

オススメ度:★★
とても丈夫で広がるのも早いですが、それが扱いにくさにつながっています。管理できる腕と時間の持てる人向けの花です。日当たりの悪いところでは花つきが悪化しやすいのも残念

コメント

  • 植えてる場所の日当たりが悪くても、つるを誘引して葉を日に当てれば花は咲きます
  • 最初のうちは綺麗でよいのですが、そのうち収拾がつかなくなって抜かれてしまうことも多い可愛そうな植物。そんなときは一気に切り戻して整えてあげてください。イメージだけで導入するのは避けましょう

戻ります