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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

カネノナルキ

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カネノナルキのデータ

花色:
学名:Crassula portulacea var.obliqua
別名:金の成る木、カゲツ(花月)
科名:ベンケイソウ科
分類:常緑低木
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈20〜60cm(1〜3m)、横幅15cm〜45cm
主な見所:花(冬〜春)

カネノナルキの特徴

硬貨のように丸くなる多肉質の葉を、枝にお金が成っているように見立ています。実際には葉の形はへら型〜楕円形になります。花は、星型の小花を房状に咲かせますが、普通種は花が咲くようになるまで長い期間を必要とします。そのため短期間で花が咲く改良品種の「一才花月(イッサイカゲツ)」が人気です。株は、枝が多肉質になり自然と枝分かれしていきます。原産地では最終的には背丈を超える程の大株になりますが、園芸では鉢植えで管理できる程度の大きさに留めるのが普通です

  • 難易度: やや寒さに弱いですが、丈夫です
  • 日照量: 夏は半日陰に置き、それ以外の季節は日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量: 乾燥に強く、ジメジメした環境は苦手です
  • 耐寒性: 耐寒性はやや弱いです。南関東以西の暖地なら水を完全に切れば、霜除け程度で屋外でも冬を越すことも多いですが、葉や枝が傷みやすいです。室内での保護を推奨

カネノナルキの育て方

花つきをよくするためには日によく当てますが、育てるだけなら半日陰でも大丈夫です。多肉植物なので水はけのよい土に植え、乾燥気味に管理します。ただ、初夏や秋など水をほしがる時期もあります。この時期は乾燥させすぎないようにしましょう。冬越し中と、夏は水を控え気味にします。
花をよく咲かせたい場合は夏に半日陰に置き、それ以外は日当たりの良い場所に置きます。夏に水を切り乾燥させると花が咲きやすいです

  • 管理:普段は特にすることはありません。屋外に置く期間は軒下など雨の当たらない場所で管理します。冬は無加温でもよいので室内に取り込み、水を切れば越冬はそれほど難しくありません
  • 肥料:春と秋に緩効性肥料を控えめに与えます。夏は肥料を与えません
  • 病害虫:ほとんど発生しません

カネノナルキのアレンジ

洋風や和風の庭に向いています。装飾的な姿なので自然風の庭には向いていません。基本的には単独で鉢植えにします。アレンジする場合は多肉植物同士で合わますが、寄せ植えよりも寄せ鉢にするほうがよいでしょう

カネノナルキの主な品種

葉を楽しむ普通種と、改良品種で花を楽しむ「一才花月」がよく出回っています。他にもいくつか品種がありますが、店頭では見つけにくいので通販で求めるとよいでしょう


一才花月」(イッサイカゲツ
店頭でもよく出回る小株でも花をつけ、花つきもよい品種

その他の写真


花のアップ


根際の太い枝から芽吹いた様子。越冬の失敗などで葉が枯れても、枝が生きていれば株を復活させることができます

カネノナルキの個人的な印象

オススメ度:★★
丈夫ですが、鉢植え以外では使い道が少ないです

コメント

  • 普通種でも季節による水やり管理を覚えれば花は咲きますが、そもそも花つきがあまり良くないです。花をメインに楽しみたいなら一才花月を購入したほうがよいでしょう

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