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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

カンパニュラ・カルパチカ

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カンパニュラ・カルパチカのデータ

花色:薄紫
学名:Campanula carpatica
別名:パールブルー、パールホワイトなど
科名:キキョウ科
分類:多年草(常緑)、一年草扱い
原産地:ヨーロッパ
大きさ:背丈20〜40cm、横幅20〜35cm
主な見所:花(3〜6月)

カンパニュラ・カルパチカの特徴

店頭ではカルパチカの名では出回らず品種名で並ぶことが多いです。様々な種類がありますが、一般的にはカップ咲きのものがよく流通しています。花色は濃い紫から薄紫、ピンク、白などがあります。一重のほかに八重咲きもあります。花の形が整っており、最盛期は株が花で覆われとても綺麗です。株はこんもりまとまります。葉は鋸歯が目立ち、ベルフラワーを二まわりぐらい大きくした姿です

  • 難易度: 比較的丈夫ですが、夏越しは要注意
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みますが、夏は遮光します
  • 水分量: 適湿を好みます
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです

カンパニュラ・カルパチカの育て方

日当たりのよい場所で育てます。暑さにやや弱いので夏は西日を避けます。特に鉢植えの場合、夏の間は遮光して風通しのよい涼しい場所に置きます。用土は水はけのよいものを用い、酸性土壌は中和しておきます。頼りなげな姿ですが真夏以外はそれほど問題もなく育ちます

  • 管理:初夏以降、タネをつけないように枯れた花を整理して夏に備えます
  • 肥料:春と秋に緩効性肥料を与えます
  • 病害虫:ナメクジのほか、雨の当たらない場所に置くとハダニが出ることがあります

カンパニュラ・カルパチカのアレンジ

株に比べると花が大きいですが、花色のせいかそれほど強い印象はなく寄せ植えにも使えます。洋風の庭に向いていますが、淡い花色を選べばどのようなシーンにも合わせられます。とはいえ熱帯の花のようなタイプとは相性が悪いです

カンパニュラ・カルパチカの主な品種

改良種、交雑種がいくつか出回っています


パールブルー
カップ咲きの品種で大輪タイプ。薄紫花です


パールホワイト
カップ咲きの品種で大輪タイプ。白花です

ブルーボール
八重咲きの濃紫花。やや花が小さめ

その他の写真


夏越し中の株。株元に出ている新芽を大事に育てます

カンパニュラ・カルパチカの個人的な印象

オススメ度:★★★★
弱そうにみえますが、暑さにやや弱い以外は丈夫で育てやすいです。花が美しく花つきも非常によいですが、花が雨に弱いのがマイナス

コメント

  • 優れた花なので良い和名か、流通名が欲しいところです

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