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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

パセリ

パセリパセリの葉

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パセリのデータ

葉色:
学名:Petroselium
科名:セリ科
分類:春・秋まき二年草
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈15〜25cm、横幅20〜30cm
主な見所:葉(周年)

パセリの特徴

添え物や香草として料理でよく目にする機会の多いハーブです。ガーデンでは葉の縮れがあるカーリーパセリ(冒頭写真参照)がよく使われます。ほか葉に縮れのないイタリアンパセリもありますが、実用重視のハーブガーデン以外で目にする機会は少ないです。
丈夫な植物で乾燥しなければどこでもよく育ちますが、キアゲハの幼虫には要注意。タネまきもできますが、普通は苗を購入して育てます。

  • 難易度: 乾燥させなければ丈夫です。
  • 日照量: 日当たりでも半日陰でも育ちます。
  • 水分量: 湿り気味の環境を好みます。
  • 耐寒性: やや寒さには弱いですが南関東以南では冬越しします。

パセリの育て方

日向でも半日陰でも育ちますが、室内の暗い場所ではさすがに上手く育ちません。やや湿り気のある肥沃な土を好み、乾燥は苦手です。室内で育てる場合はダニの予防のため時々霧吹きをして湿度を高めます。収穫は葉が10枚以上になってからで、常に葉を7〜8枚は残すようにします。

  • 管理:基本的に放任でかまいません。とう(花芽のある茎)が立ち始めたらハーブとして使えなくなるので株は更新します。
  • 肥料:緩効性肥料を適切に与えます。
  • 病害虫:キアゲハの幼虫には要注意。乾燥するとハダニが発生します。

パセリのアレンジ

収穫しやすいようにプランターや小鉢で育てるのが一般的。カーリーパセリはハーブガーデンの前景部分や、寄せ植えのアクセントに使えます。イタリアンパセリは実用重視で、観賞用途にはあまり向いていません。

パセリの主な品種

葉の縮れがあるカーリーパセリと、葉に縮れのないイタリアンパセリが主に出回ります。

カーリーパセリP. crispum
冒頭写真参照。葉が縮れるおなじみの種。観賞重視のハーブガーデンによく用いられます。ハーブとしては独特の風味で好みが分かれますが、添え物として使うこともできます。


イタリアンパセリイタリアンパセリ
イタリアンパセリP. neapolitanum
葉に縮れがない種。観賞重視のガーデンに使われる機会は少ないですが、ハーブとしての実用性は高いです。カーリーパセリよりもマイルドで食べやすい。

パセリの個人的な印象

オススメ度:★★
生のまま使え、利用する場面も多いのでハーブとしてしっかり活躍できます。
キアゲハの食害さえ気を付ければ育てるのが楽なのも嬉しい。

キアゲハの幼虫

キアゲハの若齢幼虫キアゲハの終齢幼虫
キアゲハの幼虫には注意が必要です。
写真をクリックすると拡大しますが、虫が苦手な方は注意!

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