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水槽をセットするまでの手順

 
水草水槽

@買う前にどのようなイメージにしたいのかよく考えましょう
想像するだけでなくデッサンしたりするのもよいと思います
難しいと思ったならば、雑誌などをまねしてみるのもよい勉強になります
また、下のように配置図を描くとイメージがまとまりやすくなります

レイアウト図 レイアウト図

基本的には
 後景に背の高い水草、
 中景にポイントになる水草を配置して、
 前景には背の低い水草を植え込む
のが普通です。初めのうちは基本に習って作ってみた方がよいでしょう

でも、ある程度なれてきたら常識に縛られず自由にデザインして、
思いつくままに作ってみるのも楽しいものです

もちろんレイアウトを考える前に水槽の大きさも考えなければなりません
水槽の大きさは置き場によっても変わりますが、
始めは横幅30cmくらいのもので腕試ししてみるというのがオススメです
奥行きは15cm以上はほしいところです

水槽の高さによっては植えにくい水草あります
迫力ある水槽を作りたければ、初めから高さのある水槽(30cm以上)を選択しましょう
これならば大抵の水草は植栽できます

流木や石は自分のイメージに合うものがみつかりにくい場合が多いですが、常に気に入ったものをストックしておくとよいと思います(その際アク抜きをしておくと良いです)
やわらかい流木の場合は自分で加工もできます

参考に、私の水草レイアウトです

 

A水槽の置き場を慎重に決めましょう
小型水槽でも、水やソイルなどを入れるとかなり重くなります
ふらつかないしっかりとした場所にしましょう
水槽の大きさが15×15センチ程度までだったら動かすことも簡単ですが、動かすときは水や石を抜くなどしなければなりません

日当たりのよい場所、出入りの激しいうるさい場所などは避けた方が無難です
魚を脅かしてばかりいると、奥のほうに隠れて前に出てこなくなります

 

Bショップで器材を購入して、水槽を配置します
近場の水草に強い熱帯魚店を探します
わからなければネットなどで調べてみるとよいでしょう

熱帯魚店というと女性や一見さんには入りづらい印象がありますが、オシャレなショップも増えています。特に水草に強いところは清潔でオシャレな場合が多いような気がします

魚主体の販売をしているショップは、水草の品質がイマイチな場合が多いです
コケがついていたり種類も少ないことがあるので、なるべく専門店を選びたいところです

店選びは重要な要素なので、納得するまで色々とのぞいてみるのもよいと思います

ショップの人にやりたいことや予算などを告げて相談しながら、必要な器材を購入します
店によっては、水草栽培用にアレンジされた水草水槽セットなども販売しています

よほど難しい水草でなければ、一緒に水草も買ってきてしまってかまいません
ですが、魚やエビを入れるのは少し待ちます
セット初期は水質が安定せず、魚やエビに大きな負担を与えるからです
水槽に底床を入れ、すべての器材(特にろ過器)を動かしてから一週間ぐらい待ったあとに魚を迎えます
もし不安なら、水草もその時に植栽してもよいでしょう

購入からセットまでは一日仕事です。余裕のある日に行いましょう

買ったばかりの水槽は、メラミンスポンジなどを使って水洗いしたほうが良いです
ガラス水槽の場合は取り扱いに十分注意します

水槽をそえつける前に、必要に応じて水槽の後面にバックスクリーンを張っておきましょう
そえつけた後からでは張りづらくなってしまいます。小型水槽の場合はない方が雰囲気がよい場合もありますが、電気配線が目立つ場合には目隠しにもなります

準備が済んだら、あらかじめ決めておいた場所に水槽を配置します

 

C底にソイルや砂を入れます
ソイル 砂利スコップ
ソイルを敷きます 砂利スコップ(水作)
は砂利の水切りに便利
ソイルの場合は洗わないでそのまま水槽に入れてください
洗うと粒がつぶれて大変なことになります

逆に砂や砂利の場合は、よく洗ってにごりがなくなってから入れます
その際は、砂利スコップがあると大変便利なのでぜひ購入しましょう

底床の厚みは大体4〜5cm程度の深さにすると丁度よいです
超小型水槽の場合は5cmも入れるとバランスが悪くなるので3.5センチくらいにします

砂や砂利の場合はこのときに底床肥料を埋めておきます
ソイルにはすでに肥料が入っている場合が多いですが、ソイルでも肥料食いのよい水草を多めに植え込む時には肥料を追加してください

 

C-1番外編
白砂水草レイアウト 底砂の振り分け
白砂をひいたレイアウト 石と紙で分けている
左の写真のように前面に化粧砂を敷きたい場合は、この時点で分けておく必要があります
 
分け方は紙などで境を決めテープや石などで動かないように固定します。そこに砂とソイルを分けて入れますが、片方一気に入れないで、両方に少しずつ入れていくと境が崩れません

非常に美しいレイアウトになりますが、途中でのレイアウトの変更や、その後の維持も難しくなるので、水草栽培に慣れてからのほうがよいと思います

 

D器材を配置します
流木や石を配置する前に、ろ過器(底面ろ過ならCの前に)や寒い時期ならばヒーター、
必要に応じて二酸化炭素添加装置を水槽に配置しておきます

水草を植えた後からだと、うまく配置できない場合があるからです
特に、小型水槽ではその傾向が強いので先に配置してしまいます
なるべく流木や水草で隠れるような配置を心がけてください

安全のため、ろ過器やヒーターなどの電源はまだ入れないでおきます

 

E石や流木を配置します
石と流木を配置します
レイアウトの骨格にかかわるので、慎重に置き場を考えます
先に考えておいたイメージを大事にしつつ、実際に水槽に入れてバランスを確かめてください
これによって良し悪しが決まる場合が多いので、自然の風景を見たり経験を積んで自分なりの配置法を学んでください
初めのうちは、雑誌などで気に入ったレイアウトをマネするとよいでしょう

今回は左に流木を置いた片流れのレイアウトを作ります

もちろん水草のみのレイアウトもアリなのですが…
水草のみのレイアウトは中級者以上向きなので、始めは避けます

見た目と安定のために、石や流木のまわりに底床を寄せます
流木の間に土が入れづらい場合はレンゲを使うと楽です
配置が終わったら、底床をスクレーパーなどの平らな板でキレイにならしておきます
レンゲとスクレーパー

ここまで終わったら水槽の半分程度まで水を入れておきます
土を巻き上げないように、ボウルなどで勢いを弱めながら入れます
それでもソイルの場合はたいてい濁りが出ますが、ひどいようなら一度水を入れ替えます

溶岩石や砂などのレイアウトアイテムの紹介はこちら

  

F水草を植える下準備をします
ウールマット 水草の下準備
取りづらいウールマット 赤丸部分が下準備したところ
水草を植栽する前に、すべての水草をすぐ植えられる状態にしましょう
ショップで売っているものは、ポットに入ったものや、輪ゴムや鉛板で止められているもの、そのままのものなどがあります
ポットに入ったものは大抵、根を保護するためにウールマットで包まれています。これは非常に取りづらいので、手とピンセットである程度まで綿を取ったらバケツなどで水草の根を振って落とします。さらに傷んだ葉や根をきれいにしておくと、ゴミも減るし成長もよくなります
 
輪ゴムや鉛板のもの、そのままのものも同様にきれいにしておきます
 
種類によってはこの時、細い根をすべて切ってしまう方がよいものもあります

この作業中に水草を乾かしてしまうことのないようにしましょう。乾きそうになったら霧吹きなどで湿らせます

有茎水草の場合は右上の写真のように処理します
株立ちの水草は外側の枯れかかった葉を切り取り、長く伸びた根や枯れた根を切ってスッキリします
塊茎(球根状のもの)や浮き草は枯れた葉を取り除きます

  

G後景水草を植え込んでいきます
水草水槽-後景
まず後ろの背の高い水草から植え込んでいきます
ろ過器の配管部分などを隠すこともできます。レイアウトによっては片側だけに植えたり、真ん中に植えることもあります
間隔は互いの葉が触れ合う程度を目安にすればよいでしょう
スクリューバリスネリア(リアル)と、流木の後ろで見えませんがグリーンロタラを植えています

後景ではありませんが中景と前景の境にポリゴナムを植えています
ポイントになる水草は、場所を確保するために早めに植え込むほうがよいと思います

人によっては前景水草から植え始める人もいますが、やや上級者向きです
 

H中景水草を植え込んでいきます
水草水槽-中景
中景水草を植え込んでいきます
写真ではパールグラスを植えていますが、繊細な緑で目を引きます。中景は一番目が行くところなので水草にしろ流木しろ、配置や種類をよく考えましょう
 

I前景水草を植えます
水草水槽-前景
最後に前景水草を植え込んで完成ですが、前景水草は種類によっては育てるのが難しかったり、逆に増えすぎたりするので慎重に選定しましょう
ランナーで増えるものは、初めから植え込みすぎるとトリミングが大変になってしまう場合があります
写真ではテネルスとキューバパールグラスを植えています
 

お疲れ様でした
いかがでしょうか?
最初のうちは見栄えが少し悪いかもしれませんが、残りの完成度は水草の生長によって補います。でも、この間に我慢できず色々と手を加えてしまうのが初心者の悪い癖!?
 
有茎水草などはすぐ大きくなりますし、水中葉に変われば印象もかなり変わります
2週間くらいすれば、環境に慣れた前景水草も広がり始めるはずです
一ヶ月くらいは最初に植えたレイアウトで様子を見てみましょう
それでも気に入らなければ、改めて手を加えればいいのです

一週間くらいして水槽が落ちつたら、魚やエビを導入します
魚は必ずしも入れなくて構いませんが、ヤマトヌマエビなどのエビ類はコケ除去のために3〜5匹程度は飼うことをオススメします
さらにサンゴイシマキガイをガラス面掃除のために導入すれば完璧です


水草水槽-その後
2ヶ月後の片流れのレイアウトです
途中で何回か手を加えました


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